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テスト自動化ツールのPlaywrightについて学んだ結果

Last updated at Posted at 2023-12-12

はじめに

社会人10年目になり、ソフトウエア開発系の会社に転職したはいいものの、「コーディングまるでわからん(´・ω・`)」状態に陥ってしまった中の人です。

前職の会社もソフトウエア開発系ではあったものの、社会人4年目くらいから転職するまで、ずっと開発もしなけりゃ設計もしない、そんな別の会社に出向していたので、VSCode すら触ったことがありませんでした。

CSS とか JavaScript とか HTML とか学んではみましたが、やはりちんぷんかんぷん。一から作り上げることの難しさを痛感したものです。
見かねた上長が、助け舟を出してくれて、とあるテスト自動化ツール使ってみてほしいと言ってくれました。

ツール何使ったの

Playwrightをとりあえず使ってみました。
社内の勉強会で紹介されていたというのと、上述した上長からの勧めでとりあえずこれからはじめてみました。

Playwrightの特徴

どういうシーンで使うのか

Playwrightは、以下のシーンで使われます。

  1. ブラウザテスト: 自動化されたブラウザテストスクリプトの作成や実行をするとき。
  2. スクレイピング: ウェブサイトからデータを収集するためのスクレイピング作業をするとき。
  3. UIテスト: ユーザーインターフェースの動作や表示をテストをするとき。
  4. クロスブラウザテスト: 複数の主要なブラウザでのテストをカバーするとき。
  5. パフォーマンステスト: ブラウザのパフォーマンスや負荷に関するテストを実施するとき。

一からコードを書かなくていい

Excelマクロを作るときのごとく、画面をポチポチすると勝手にコードを作ってくれます。
多少の手直しが必要なケースは発生しますが、一からコーディングしなくて済むのはコーディングあまり出来ない勢からしたらとてもありがたい話です。

お値段フリー

やはりイニシャルコスト、ランニングコストが不要だといろいろ試せて良いですね。

マルチブラウザサポート

以下のブラウザに対応しているようです。一気に複数のブラウザでテストすることも可能です。

  • Chromium
  • WebKit
  • Firefox

マルチOSサポート

よく使われる OS には対応されています。

  • Windows
  • macOS
  • Linux

歴史が浅く書籍が無い(技術書は紙でも読みたい派なので、個人的に困ったのがこれです)

2020年に誕生した Playwright ですが、まだ歴史が浅いためこれに特化した書籍は2023年12月時点では発売されていません。Qiita記事やZenn記事ではいろんな人が書いてくれていますが、Selenium や Puppeteer のように書籍で学びたい人はまだまだ時間がかかりそうです。

他のテスト自動化テストツールは?

他のE2Eテスト

  • Selenium:Playwright と似たようなテスト自動化ツールで、歴史もあり、書籍も充実している。

  • Puppeteer:Chrome のみのサポートではあるが、従来から利用されている自動化ツールである。ただ、現時点で Playwright ではできないが、 Puppeteer でできるというものはほぼない模様。

npm trends(npm上に登録されているパッケージのDL数の変遷をグラフとして可視化できるWebサイト)で、それぞれどのくらい使われているか見てみたところ・・・
https://npmtrends.com/playwright-vs-puppeteer-vs-selenium-webdriver

2023年12月3日時点ではまだまだ Puppeteer が大人気ですね。
ただ、このグラフの遷移を見る限り Playwright と Puppeteer のDL数逆転が起きるのも時間の問題かもしれません。
今から新しく学ぶなら Playwright がよいのかもしれません。きっと今後書籍やQiita記事がどんどん増えていくでしょう。

最後に

  • 社内の勉強会(動画の視聴)で1時間ほど使い方を学んでいたものの、そのときの情報から Playwright アップデートしていたため、結局公式サイトをかなり読み込むことになりました。
  • 記述方法は JavaScript か TypeScript が選べたのですが、TypeScript が JavaScript のスーパーセットだからという理由で TypeScript をチョイスしました。おかげで、TypeScript についても多少学ぶ羽目ことになりました。
  • Puppeteer と Playwright のどっち使うか?みたいな状態になった場合、Playwright を選択するのがベターのようです。
  • 技術記事をQiitaのような情報共有サービス上で書くという機会が今回もらえましたが、自分が学んだことの棚卸的なこともでき、Markdown も使うことができたので、アウトプットすることの大事さを久しぶりに体感しました。
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