ランニングしながらAudibleで聴いた本です。
本のまとめというより、自分が心に残ったことを3つだけ書いてます。
とりあえず思ったことをメモするのが大切と思い、なるべく30分以内で書き上げています。
聴いた本
1%の革命 ビジネス・暮らし・民主主義をアップデートする未来戦略
安野貴博 (著)
「1%」は安野氏の都知事選での得票率のことで、政治的な本です。安野氏が長髪の理由なども語られていました。
ただ、「IT技術者としての経験とこれまでの技術革新を踏まえて、国の仕組みをどう変えていきたいか」という内容なので、一部仕事などにも活かせそうな内容でした。(個人的満足度2/3、一般的なおすすめ度2/3)
心に残ったこと
オープンにすること自体に価値がある
行政は情報をクローズにしがちですが、そもそも「情報をオープンにすること」自体、価値がある行動とのことです。
特に、信頼があまりないスタートアップなどでは、技術や決算の情報をオープンにするだけで、投資家や社会から評価されることがあるようです。
新入りが組織や社会から信頼を得る手段として「情報をオープンにする」があるのだなと思いました。
情報をオープンにされたら、受け取る側は批判するのではなく、改善に向けた話をすることも重要、とのことでした。
再発防止や批判など後ろ向きな話ももちろん必要ですが、オープンにすること自体がSocial Goodのため、「オープンにしなければよかった」と思われないような雰囲気づくりが必要なのかなと思いました。
また、オープンにして、可視化することで、俯瞰して眺められるようになるとのことです。
担当者は近視眼的になりがちで、「変えられないことが多い・前例踏襲」と思い込みがちですが、
俯瞰して眺めることで、見直す機会になるとのことです。
新しい取り組み=狭く、小さく、早く、始める
新しい取り組みは、ターゲットを狭く、規模を小さく、スピード感を早く、始めることが重要とのことです。
これは、アジャイル開発にも似た考えですが、DX全般・新しい業務を始める際に重要な考えだなと思いました。
最初から範囲を広げすぎず、細かい指摘で足を引っ張ったりせず、一気通貫のプロダクトをスピード感を持って作ることで「早く失敗すること」が大きな成功には必要だなと感じました。
また、DX化の事例として、「教頭に1日GoProをつけて、それを見返すことで、業務の問題点を洗い出した」という事例が紹介されていて、面白いなと感じました。
所得倍増計画では、農業分野で余っている人材が、工業にシフトした。余っている人材のシフトが経済成長には必要
(若干政治的な内容です・・・)
1960年代の「所得倍増計画」は、人口増加・インフラ整備などで成功した側面もありますが、「労働力のシフト」も成功要因の一つのようです。
第一次産業から第二次産業へのシフトと言うと分かりやすいですが、このような労働力シフトはある程度のスパンで起きており、
2000年代にITに人がシフトしたように、今後、AI周辺領域に人がシフトしていくのかなと思いました。
逆に、「労働力シフトが起きるので、常に新しいものを学び続ける」という姿勢が、普遍的に重要なのかなと思いました。