ランニングしながらAudibleで聴いた本の感想です。
本のまとめというより、自分が心に残ったことを3つだけ書いてます。
とりあえず思ったことをメモするのが大切と思い、なるべく30分以内で書き上げています。
聴いた本
人生の壁
養老 孟司 (著)
セレンディピティを求め(?)普段とは違い、哲学に分類される本を聞いてみました。
が、個人的には、論理が薄く「お年寄りの独り言」みたいになっている部分があるように感じ、ちょっと合わなかったです。。
例えば「貯金なんかしなくて良い、私は生きてきた」という主張がありますが、生存バイアスじゃん・・・と思います。
(個人的満足度1.5/3、一般的なおすすめ度2/3)
心に残ったこと
「手を加えて良くしよう」「何かをしたから、上手くいく」という考えは危険
「意識的な何かをして、結果が出た」「施策を打ったから良くなった」というように原因→結果を結びつけたくなることが多いですが、このような考え方は本来危険、と言っていました。
そもそも意識的に社会をコントールしようとして、上手くいくケースなんてほとんどなく、無意識のうちに上手く行った、というケースもありえます。
このように何かに手を加えたがるのは政治家に多いらしいです
ただ、思い込みが危険なのであって、努力をするのは大切とのことです。
この部分は私も思っており「無意識に任せて上手くいく」というケースもあるので、何でもかんでも原因と結果で考えるのは良くないと考えています。
また、「努力は大切」ということで、結局、謙虚な姿勢が重要なのかなと思いました。
バカの壁
何かを信じるあまり、他の意見に聞く耳を持たずシャットアウトするようになり、人間的に成長しなくなってしまうこと、のようです。
この内容は名著「バカの壁」でも言及されているそうですが、今のSNS時代の「エコーチャンバー」を予言しているなと思いました。
おそらく「耳の痛い意見にも謙虚に耳を傾ける」という行為が必要なのかなと思いました。
人生相談のコツ:囚われない、偏らない、拘らない
本書の内容と若干逸れますが、心に残りました。
筆者の方は人生相談をされることが多いらしく、(人生相談といっても話を聞いているだけの時間が多いようですが、、)アドバイスをするとしたら、結局この3つしかしていないそうです。
人生に悩んだら、状況を棚卸しして、この3つで考えてみようかなと思いました。