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【読書感想】たった1分で相手をやる気にさせる話術 ペップトーク

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ランニングしながらAudibleで聴いた本の感想です。
本のまとめというより、自分が心に残ったことを3つだけ書いてます。
とりあえず思ったことをメモするのが大切と思い、なるべく30分以内で書き上げています。

聴いた本

たった1分で相手をやる気にさせる話術 ペップトーク
浦上大輔 (著)

「PEP TALK」というものがあります。スポーツの試合の開始前に、円陣を組んで監督が選手を激励する1分のスピーチのイメージで、例えば以下のようなものです。

下馬評では相手の方が強いと言われている。だが、チーム力を高める練習をしてきて、これまでも格上と言われる相手を倒してきた。泣いても笑ってもこれが最後。楽しんでこい。お前らならできる!

効果的なPEP TALKを行うことで、やる気スイッチを入れ、100%以上の力を発揮できる状態になります。
その方法を紹介する本でした。

チームを鼓舞するようなスピーチが無意識にできている人も多いかもしれませんが、効用・方法が論理的に説明されており個人的には分かりやすかったです。
(個人的満足度2.5/3、一般的なおすすめ度2/3)

心に残ったこと

心の状態「リソースフル」と「アンリソースフル」

心の状態は「リソースフル」と「アンリソースフル」の2種類あります。
「リソースフル」は、経験・能力は未知数でも、力をフルに発揮できている状態です。例えば芸人が海外ロケで、色々体当たりで何かを成し遂げる状態です。
「アンリソースフル」はその逆で、能力はあるのに発揮できていない状態、例えば「英語の成績は良いが、話せない」というような状態です。

もちろん、スポーツの試合などでは「リソースフル」な状態で高い成果を目指すべきで、そのために効果的なPEP TALKが重要、とのことでした。

PEP TALKの5つのルール

本書では5つのルールが紹介されていました。
これはPEP TALKのみならず、他人に行動を促す場面では共通かなと感じました。

  1. ポジティブ
  2. 短く
  3. わかりやすく
  4. 一番言ってほしい言葉
  5. 本気で関わって考える

PEP TALKの4ステップ:受容、承認、行動、激励

PEP TALK=短いスピーチの組み立てとして、このステップが紹介されていました。
「型」として個人的に参考になるなと思ったのでやや詳しく書いていきます。

受容

今の状況・事実を受け止めます。
落ち込んだ状態の場合は、一旦下向きのエネルギーを受け止めるケースもあります。

承認/捉え方の変換

上で述べた事実に対して、承認(ポジティブな受容であれば「だからこそ」という内容)、または、捉え方変換(ネガティブな事実に関しては「とはいえ」でひっくり返す)をします。
捉え方変換するときのコツは、目的論で、「本当はどうなったらいい?」「何が大事なんだろう?」という問いかけをすると良いようです。原因論になると難しくなるとのことでした。

行動

してほしいことを伝えます。
ここでのコツは「ポジティブな言葉でお願いする」ということです。例えば「ミスするな」は、「ミス」という言葉だけ頭に残るのでNGです。
また、具体的な行動を指示すると良いとのことでした。結果の指示(100点を取れ)はNGです。

激励

相手を元気づけます。
ここでの激励は主に2種類あります。激励系(ぶちかませ!)と見守り系(ずっと見てるよ、安心感)です。
2種類は、相手の状態によって使い分けます。体調が良い人には前者で、落ち込んでいる人に向けたPEP TALKでは後者を使うイメージです。

激励は難しいので、日頃から「一言で励まそうとすると、何と声をかけよう?」と常に考えておくことが大切です。

さいごに

PEP TALKはチーム・他人を勇気づける言葉と思いがちですが、自分自身にPEP TALKすることもできます。
短く、リズムよいPEP TALKも良いようです(例:できる できる 〇〇ならできる)。
「言葉が行動を変え、行動が習慣を変え、習慣が人生を変える」そうです。これからPEP TALKしていきましょう!

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