Android Studio 4.0 の新機能のうち Live Template が少し気になっていたので調べてみた。
Kotlin Android live template
調べ始めたら、そんなに調べることもないことがわかった…。
Live Template を調べてみると、結構昔からある機能じゃない?新機能ってどういうことだ?と思ったら、4.0で変わったのは「Kotlin関連のクラスのlive templateを追加したよ」くらいの話らしい。
リリースノートで説明されているとおり、登録されているLive Templateは、メニューから File > Settings.. で Settings画面を開き、 Editor > Live Templates と辿れば確認できる。
Android Studio 3.6 から増えたグループは
- AndroidCommentsKotlin
- AndroidKotlin
- AndroidLogKotlin
くらいだろうか?(旧バージョンを残していないのでもうわからない)
登録されている Live Template の例
toast
Toast.makeText($context$, "$text$", Toast.LENGTH_SHORT).show()
toast
と打って、補完候補をEnterで選べば、↑を入力してくれる。便利そう。
$contexts$
と $text$
は Tab 押したときにカーソルが飛ぶところ。
(最近あんまりToast使ってない)
logd
Log.d(TAG, "$METHOD_NAME$: $content$")
すごいな、と思ったのは、 $METHOD_NAME$
のところ。
onCreate
の中で logd
と打てば Log.d(TAG, "onCreate: $content$")
と自動的に onCreate が入力された状態で $content$
にカーソルが当たった状態になる。便利!
TAG
が定義されている前提なので、 TAG
のところはエラーになる。ここは自分で書き換えるのが良さそう。
logd
だけじゃなくて loge
とか logi
とかもある。
(Logも最近あんまり使わないなぁ…)
exfun
fun $RECEIVER$.$NAME$($PARAMS$) : $RETURN$ {
$END$
}
拡張関数を作るときに使える。使えるけど、省くことができるのは.
とか{}
とか限定的だ。Tabでジャンプできるのが便利なんだろうか。
Live Template 使わずにそのまま入力してしまいそうだ…。
他にもいろいろ
他にもいろいろある。いろいろあるけど、どれもイマイチピンとこない…。
元々登録されていた Kotlin 以外の Live Template とかも見てみたけど、そもそも補完が効くしなぁ…と思うものが多い印象。
Live Template を自作する
新しくKotlin 用の Live Template が登録されたと言っても、各自微妙にコードの書き方も違うだろうから、このままではあまり使えるものが多くない気がする。
なので、自分に合った Live Template を作って使うのがいいんじゃないかなー、と思った。
登録も簡単だ。
登録方法
- +ボタンを押して、Live Template を追加する
- トリガーとなる文字を入力する
- Live Template の説明を書く
- 挿入されるコードを書く
- どのファイル(言語?)のどこ(トップレベルとかクラスの中とか)で反応するか決める
- 4に
$
で挟まれた文字列があると「Edit variables」ボタンが有効になる。この例だと$sudden_death$
にどんな機能をもたせるかを設定できる(関数名を挿入させたり、デフォルト値を決めたり)。
感想
デフォルトで登録されているものそのものは微妙に使えなさそう。やはり自分で登録するしかない。
メソッド名とかクラス名を自動的に挿入できる機能は便利だな、と思った。何かに使えそう感がある。
さあ、自分にあった Live Template を作って快適な開発環境を作ろう!(まだやってない)