Excel×Pythonで作業フローを効率化する方法を調べてみた⑤

#今回の目的
PythonでExcelファイルをPDFに変換して出力する。
※例のごとく、説明はプログラムのコメントで記載しています。

###事前準備
Win32comパッケージのインストール（PythonでのCOMを通じたExcel操作のため）
https://github.com/mhammond/pywin32/releases
ここから、自分の環境に合わせてダウンロードインストール（pythonのバージョン、64ビットか32ビット）
※pipでもいいのかな？（やっていないですが）

###プログラムの流れ
①sample_pdf.xlsxファイルを取り込む
②PDFファイル名を作成（pdf_[title]_[createdate].pdf　※[]はエクセルから取得）
③PDFファイルを出力する

#プログラム実行結果確認
※プログラムは一番下

###取り込むエクセル（sample_pdf.xlsx）

###出力ファイル（pdf_[title]_[createdate].pdf）

#プログラム

pdf_create.py

import pathlib
import openpyxl
from win32com import client

#読み込むエクセルファイル
in_filepass = pathlib.Path("./data/sample_pdf.xlsx")

#win32com > client > Excel操作オブジェクトを取得
xlApp = client.Dispatch("Excel.Application")

#sample_pdf.xlsxを取得（※resolveは相対パス⇒絶対パス）
book = xlApp.workbooks.open(str(in_filepass.resolve()))

for sheet in book.Worksheets:

    #エクセルからタイトル（セルC2）を抽出
    title = str(sheet.Range("C2").value)
    #エクセルから資料作成日付（セルH2）を抽出
    createdate = str(int(sheet.Range("H2").value))

    #出力するPDFのファイルパスobjを作成（pdf_[title]_[createdate].pdf）
    out_filepass = pathlib.Path("./data/output/pdf_" + title + "_" + createdate + ".pdf")

    #PDFファイルを出力（※resolveは相対パス⇒絶対パス）
    sheet.ExportAsFixedFormat(0, str(out_filepass.resolve()))

book.Close()
xlApp.Quit()

#まとめ
PDFもできました。やった感がありますね！
ただ、PDFはネットを調べているとExcelに戻せそうなので改ざんされると困るのであれば、使えなさそうですね。
win32comパッケージですが、いろんな事ができそうです。
ショートカットをつくったり、メールを自動保存したり。
このあたり、調べてみるのも面白い気がしました。

以上です、ありがとうございました(*'▽')