3
1

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

More than 1 year has passed since last update.

Office JavaScript APIを使用してみた 導入時の所感

Last updated at Posted at 2023-03-21

概要

Office、今回はWord上でアドインとして使えるアプリケーションの制作を試みました。
開発フレームワークはReactです。
なお筆者はReactを仕事で扱ったような経験はありません。

私が開発したプロジェクト上では下記のとおり。

% npm list --depth=0
~中略~
├── react@18.2.0

所感

  • 既存アプリケーションのheadタグ内にscriptタグを埋め込めば、おそらく問題なく動作する
  • Yeoman generatorによる導入は、私のようなReact初学者には扱いが難しい
  • ブラウザコンソール上でエラーを確認しても、Office Word内では正常動作を確認できた

「既存アプリケーションのheadタグ内にscriptタグを埋め込めば、おそらく問題なく動作する」

これがこの記事の結論となります。

public/index.html
<!-- headタグ内に記述 -->
<script type="text/javascript" src="https://appsforoffice.microsoft.com/lib/1/hosted/office.js"></script>

おまじないを付けておく

Office.jsは、下記設定をnullにするそうです。

window.history.replaceState = null;
window.history.pushState = null;

検証不足なのですが、おそらくブラウザコンソール上でこのエラーを確認できても、Office上では正常動作を確認できるかもしれないです。

それでも念の為、下記参考サイトのとおりに、headタグ内に追記を行って回避しています。コードはリンク先でご確認ください。

Office.jsの初期化について

Microsoftによる公式ドキュメントにも、初期化を行うべきだという記述がありますが、私は初期化せずとも正常動作を確認できました。あまりこの有無についてはよく分かっていないです。

「Yeoman generatorによる導入は、私のようなReact初学者には扱いが難しい」

Reactに慣れ親しんでいる方は yo office でプロジェクトひな形を作成するかたちでよいと思います。

該当Generatorは現在も開発が進んでいるそうですが、Reactのバージョンが最新でない等、useStateを使うのがやっとな私には扱いが難しかったです。

プロジェクト作成時のパッケージバージョン記載は下記。

package.json
  "dependencies": {
    "@fluentui/react": "^8.52.3",
    "core-js": "^3.9.1",
    "es6-promise": "^4.2.8",
    "react": "^17.0.2",
    "react-dom": "^17.0.2",
    "regenerator-runtime": "^0.13.7"
  },

「ブラウザコンソール上でエラーを確認しても、Office Word内では正常動作を確認できた」

一部と内容が重なりますが、動作確認はブラウザとOfficeの両方で行うとよいかと思います。

Uncaught (in promise) ReferenceError: Word is not defined

私はWord上で動くアドインを開発しましたが、ブラウザコンソール上で上記を確認しても、プログラムによってWordを操作することができました。

これがこの記事の肝であり、私はブラウザ上でデバッグを行っていたばかりに、Word上で動作確認をしないことで、かなりの時間を消費しました。
私のような被害者が生まれませんように…。

参考サイトリストは、今回各所にリンクを貼ったので割愛。

3
1
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
3
1

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?