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Teachable Machineを使ってアレルゲンチェックを実施してみた

Last updated at Posted at 2024-09-24

こんにちは。t0mohiです。4回目の投稿です。
食品スーパーで衛生管理のお仕事をしております。
前回はPower Automate Desktopを使用して、今まで実施していた作業が自動化できないか考えてみました。
こちらの記事です。
[Qiita]

今回は、食品衛生担当者として重要な項目の1つであるアレルギーについて、自動で判別できるアプリを作ってみようと思いました。

食物アレルギー表示とは、

食物アレルギー義務表示対象品目(特定原材料)は、「えび、かに、くるみ、小麦、そば、卵、乳、落花生(ピーナッツ)」の8品目。

食物アレルギー表示推奨品目(特定原材料に準ずるもの)は、「アーモンド、あわび、いか、いくら、オレンジ、カシューナッツ、キウイフルーツ、牛肉、ごま、さけ、さば、大豆、鶏肉、バナナ、豚肉、マカダミアナッツ、もも、やまいも、りんご、ゼラチン」の20品目。

であり、表示が漏れていれば、お客さまの命にかかわる重要な表示です。

私が担当してる各店舗においても、このアレルギー表示の間違いが後を絶たず発生しており、悩んでおりました。
つい最近学んだ、Teachable Machineを使って、アレルゲンチェッカーを作成してみようと思います。

Teachable Machineで作成した動画

使用したツール

Teachable Machine
CodePen

Teachable Machineの設定

今回の場合は、アレルゲンチェッカーですので、商品の画像を学習させたいと思います。
代表的な食物アレルギー義務表示対象品目(特定原材料)の中で小麦を対象に「小麦を含む」、「小麦を含まない」を判断させる2パターンと、商品が映っていない場合の 「該当商品なし」 を含む3パターンで作成してみました。

画像サンプルの取り込み
サンプルとなる商品の画像を撮影します。
アレルゲン画像①PNG.PNG

アレルゲン小麦あり4種類画像
アレルゲン画像2.PNG

アレルゲン小麦なし2種類画像
アレルゲン画像③.PNG

該当商品無し画像(何も手持ちが無かったのでバッグにしました)
アレルゲン画像4.PNG

以上の画像を撮影。

トレーニング
画面真ん中に 「モデルをトレーニングする」 というボタンがあるのでここをクリックします。
アレルゲン画像5.PNG

トレーニングが完了したら、その右側にあるプレビューで、モデルを試してみることができます。
次に「モデルをエクスポートする」をクリックします。
アレルゲン画像6.PNG

次にこのような画面が出てきますので、 「モデルをアップロード」 を押します。
アレルゲン画像9.PNG

共有可能なリンクが表示されたら、コピーをクリックします。
アレルゲン画像10.PNG
共有可能なリンクのコードを後で使用しますので、コピーしてどこかにメモしておくか、画面を閉じないようにしておいてください。

Teachable Machineの作成は以上です。

CodePenの設定

アレルゲン画像11.PNG

CodePenの画面を開き、
①名前の変更
②SAVEをクリック
③Forkをクリックします。

アレルゲン画像12.PNG
①タイトル名の変更
②モデルのURLを貼り付け
HTMLのタイトル名を書き換え、 JSの中に先ほどコピーしておいたモデルのURLを貼り付け、上書き保存します。

画面の表示を切り替え
image.png

右上の四角をクリックし、
image.png
「Full Page View」をクリックします。
Full Page Viewにするとコード入力の画面が非表示になり、カメラの映像と結果の表示だけになります。

「判定結果」

アレルゲン小麦含む
image.png

アレルゲン小麦含まない+該当商品無し
アレルゲン小麦含まない.PNG

反省・最後に

画像の枚数が足りない?角度、光などの関係?で、100%の判定が出ない商品がありました。
(エンゼルパイは何故か商品の裏の画像で、横向きにしたら、判定が100%に!?)

アレルギーというものは、人の命に関わるものであり、アレルギー事故は絶対発生させてはいけないものです。
今回は、お菓子でのアレルゲンチェッカーを作成してみましたが、自社ではお惣菜グループのアレルギー事故が多く発生しております。

成果物としてはまだまだですが、さらに改良し、お惣菜売場にアレルゲンチェッカーとしてスマホを置いておいて、お客さまが自由にチェックできる仕組みができるように、ブラッシュアップしていきたいと思います。

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