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Tableau Onlineのダッシュボードでドリルダウンを行う方法

Last updated at Posted at 2018-12-25

0.はじめに

弊社では今年からGoogleデータポータルを活用しています。
データソース(GA360・GoogleAds・BigQuery等)との接続が容易、操作が分かりやすい、しかも無料と素晴らしい製品なのですが、
1.ドリルダウン機能がない
2.グラフから元データを参照する機能がない
のがネックで、11月から他ツールの調査を始めました。

そんな中、取引先のデータ分析会社CEOの方から「10種類以上触ったけどTableauが一番使いやすい」と言われたのが決め手となり、乗り換える事にしました。

本記事はTableau初心者が躓いた点をTableau社の方に教えて貰った内容のまとめです。

データはサンプルのスーパーストアを使います。

1.Tableau Onlineダッシュボードでのドリルダウン

ドリルダウンを行う最も簡単な方法は、階層化したディメンションを展開(+ボタンをクリック)する事ですが、この操作はダッシュボードでは行えず、編集権が必要なため社内共有しづらいです。
DD1.png
DD2.png

これは"パラメーター"を利用して階層型フィルタを作成する事で解決できます。

手順

1.右上の▼から「パラメーターの作成」を選択し、リスト型パラメーターを作成
1-1.png
1-2.png

2.「計算フィールドの作成」でパラメーターと住所階層を紐づけたディメンションを作成
1-3.png

3.ラベルに設定するディメンションを"住所階層"から上記で作成した"住所粒度選択"に置き換える
1-4.png

4.パラメータの住所ドリルダウンを右クリックして「パラメーター コントロールの表示」を選択(これが分かりづらいポイント)
1-5.png

できました!早速 市区町村でドリルダウンしましょう。
1-6.png
あれ、、なんか思てたんと違うぞ。。。 都道府県無視してソートされてるし。

5.色指定を都道府県に変更
1-7.png

都道府県別の内訳が表示されるようになりましたね!

フィルタのデフォルトは"圧縮リスト"ですが、リスト数が少ない場合は"単一の値のリスト"が使いやすいです。↓

1-8.png

今度こそ完成です:grin:
このように複数同時にドリルダウンする事もできます!

2.カレンダーでのフィルター

おまけでもう一つ困ったポイント。
Googleデータポータルでは「期間」パーツが用意されていましたが、Tableauダッシュボードのオブジェクトにはそれらしきものがありません。
Calendar1.png
Calendar2.png

ググると自分でカレンダーを作るやり方が何件かHitしましたが、ちょっとイメージと違う。
聞いてみると簡単で、日付項目をフィルターにドラックするだけでした。カレンダーパーツがあるはず!と思い込んで探していたので気付きませんでした。固定概念に囚われないの大事。

オーダー日をフィルターにドラッグし、日付の範囲でフィルターを作成。
2-1.png

こちらは素直にフィルターのオーダー日からフィルターを表示。
2-2.png

カレンダーで期間の絞り込みができるようになりました。
2-3.png

"相対日付"も便利ですのでお好みで。
2-4.png

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