##EC2インスタンスを停止中にしたら料金が発生していた
勉強不足で私は知りませんでした。
停止中のEC2インスタンスに関連づけられているElasticIPは、課金対象だということを。
標題の件、私の失敗談をご紹介します。
先日、クレジットカードの明細を見たときに
「Amazon web services ¥48」
という記載がありました。
おやおや?と思い、AWSの「請求」を確認すると
AWS Service Charges $0.44
▼ Elastic Compute Cloud
▼ Asia Pacific (Tokyo)
Elastic IP Addresses $0.41
$0.005 per Elastic IP address not attached to a running instance per hour (prorated)82.600 Hrs $0.41
徴収される消費税(日本) $0.03
どうやらElasticIPで料金が発生している様子です。
こちらについて公式サイトで調べてみます。
Elastic IP の料金を理解する - Amazon Web Services
次の条件が満たされている限り、Elastic IP アドレスに料金は発生しません。
- Elastic IP アドレスが EC2 インスタンスに関連付けられている。
- Elastic IP アドレスに関連付けられているインスタンスが実行中である。
- インスタンスに 1 つの Elastic IP アドレスしか添付されていない。
これらの条件を満たしていない Elastic IP アドレスについては、1 時間単位で請求されます。
私は、7月の終わりにEC2インスタンスを停止中にしていました。
今回の料金発生は、2つ目の「ElasticIPアドレスに関連付けられているインスタンスが実行中である。」という条件を満たしていないことが原因でした。
これを回避するには、EC2インスタンスを実行中にする、もしくはElasticIPを解放する必要があります。
##停止中にした経緯
「AWS Free Tier limit alert」
というタイトルのメールが届きました。
AWS Free Tier usage limit alerting via AWS Budgets 07/28/2019
Dear AWS Customer,
Your AWS account xxxxxxxxxxxx has exceeded 85% of the usage limit for one or more AWS Free Tier-eligible services for the month of July.
AWS Free Tier Usage as of 07/28/2019 AWS Free Tier Usage Limit
642 Hrs 750 hours of Amazon EC2 Linux t2.micro instance usage
「t2.microインスタンスは、月に750時間まで無料で使えるけど、あなたの利用時間は既に85%を超えているから念の為お知らせしとくね」
ということだと思われます。
31日 × 24時間 = 744時間
t2.microインスタンスを一つだけ使う分には、750時間は超えません。
ということは、そのままで大丈夫!
しかし、このメールを初めて見た当時の自分はこう思いました。
「アラートが来てドキッとするくらいなら、停止中にしておいて必要なときにまた実行中にすればいいや」と・・・。
(EC2インスタンスを複数使うときだけElasticIPを解放すれば良いのだと思ってた)
##終わりに
今回は、しなくてもいいことをして料金発生という失敗でした・・・。
ただ、今回の失敗を経て、利用するサービスの仕組みはよく調べて理解しておくべきだと実感できました。
もし、料金について気になる方はAWSのマネジメントコンソールから「請求」と検索してご確認ください
ご覧いただきましてありがとうございました。
内容に不備がございましたら、ご指摘いただけますと幸いです。