Pythonの load_dotenv()
とは?
load_dotenv()
は、Python の dotenv
ライブラリに含まれる関数で、環境変数を .env
ファイルから読み込むために使います。
🔹 load_dotenv()
の基本
まずは dotenv
ライブラリをインストールしましょう。
pip install python-dotenv
次に、Pythonスクリプトで load_dotenv()
を使って .env
ファイルを読み込みます。
from dotenv import load_dotenv
import os
# .env ファイルを読み込む
load_dotenv()
# 環境変数を取得
api_key = os.getenv("API_KEY")
print(api_key)
これで、.env
に書いた環境変数が Python で使えるようになります!
🔹 .env
ファイルの例
.env
ファイルは、プロジェクトのルートディレクトリに配置し、環境変数を定義します。
API_KEY=your_api_key_here
DATABASE_URL=postgres://user:password@localhost:5432/mydatabase
.env
内の変数は os.getenv("変数名")
を使って取得できます。
🔹 load_dotenv()
のメリット
✅ 1. 環境変数を簡単に管理
.env
に書いた情報を os.environ
に読み込むことで、環境ごとに設定を切り替えやすくなります。
✅ 2. セキュリティの向上
APIキーやデータベースURLなどの機密情報をソースコードに直接書かなくて済むので、安全性がアップ!
✅ 3. Docker やクラウド環境でも便利
ローカルと本番環境で異なる設定を簡単に切り替えられます。
🔹 load_dotenv()
のオプション
🔸 .env
ファイルのパスを指定
デフォルトではカレントディレクトリの .env
を読み込みますが、別のパスを指定することも可能です。
load_dotenv(dotenv_path="/path/to/.env")
🔸 既存の環境変数を上書き
デフォルトでは、既に環境変数に設定されている値は .env
の値で上書きされませんが、override=True
を指定すると上書きできます。
load_dotenv(override=True)
🔹 まとめ
項目 | 説明 |
---|---|
関数 | load_dotenv() |
目的 |
.env から環境変数を読み込む |
メリット | セキュリティ向上・環境管理が簡単 |
オプション |
dotenv_path でファイル指定、override で上書き |
環境変数を安全に管理するために、load_dotenv()
を活用しましょう!