5
5

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

More than 5 years have passed since last update.

EVaultを使用したデータバックアップ

Posted at

このエントリはSoftLayer Advent Calendar 1枚目の20日目のエントリです。
ビットアイル 鈴木智明

#【概要】
EVault Backupのサービスオーダーから導入、バックアップ、リストアの手順を書いてみます。
EVaultでVirtula ServerのバックアップをiSCSIに取得します。
バックアップ先はiSCSI以外にNASも可能です。
バックアップ対象がBereMetalServerの場合もVirtualServerと同様の手順となります。

全体構成.png

#【 EVault導入の流れ 】
流れ.png

#【 使い方 】

#1.EVaultサービスのオーダー
EVault Backupを利用するためには、ポータルより、EVaultサービスをオーダーします。

1.1 カスタマーポータルからDevices -> Device Listを選択します。
1-1.png

1.2 Device ListよりEVaultサービスを利用するDeivce Nameを選択します。
1-2.png

1.3 Device DetailsよりStorageをクリックします。
1-3.png

1.4 File StorageのOther StorageよりEVault行の右端の[Add]をクリックします。
1-4.png

1.5 Location(①)とSelect Size(②)を選択して、[Continue]ボタンをクリックします。
1-5.png

1.6 [I have read the ~]ラジオボタンをクリックして、[Place Order]ボタンをクリックします。
1-6.png

1.7 [Device Details]画面遷移後、画面上段に緑色のメッセージ(Successl Order・・・)が表示されることを確認します。
※(#2・・・・の数値はOrder番号となりますので、Order毎に異なります)
1-7.png

1.8 EVaultの容量がorder分だけ増えたことを確認します。
(ここでは0GBから20GBに増えました)
1-8.png

1.9 カスタマーポータルより、Storage -> Backupを選択します。
1-9.png

1.10 Device NameにEVault Backupがオーダーされていることを確認します。
1-10.png

以上で、EVault サービスオーダーが完了です。

#2.EVaultエージェント導入
EVaultアーキテクチャとして、バックアップを取得するサーバのエージェントが、EVaultのコントロールセンターからの命令でバックアップを実行する方式です。このため、サーバにエージェントを導入する必要があります。

2.1 EVaultエージェントを導入するサーバにスーパーユーザでログインします。
2-1.png

2.2 EVaultエージェントのインストール用スクリプトをダウンロードします。
2-2.png

2.3 ダウンロードしたファイルに実行権が付いていないので、先頭にsh をつけて、シェルコマンドに読み込ませて実行します。
2-3_1.png

EVaultエージェントが、EVault サーバと連携するためのUsernameとPasswordを入力します。このUsernameとPasswordは、以下の様にEVault Backupの画面から参照できます。
2-3_2.png

2.4 インストール時に以下のメッセージが表示されたことを確認します。
2-4.png

2.5 EVaultエージェントをインストールしたサーバからログアウトします。
2-5.png

以上でEVaultエージェントの導入が完了です。

#3.VPN接続
EVaultの管理コンソールへの接続は、Private-LANでの接続が必要なります。
Private-LANへの接続は、IPSecVPN or SSLVPN or PPTP経由となります。
ここでは割愛します。

#4.バックアップの初期設定
EVault BackupのWebCCでバックアップの初期設定を行います。
この初期設定では、バックアップ対象のファイルやフォルダ等や
バックアップのスケジュールを設定します。

4.1 カスタマーポータルより、Storage -> Backupを選択します。
4-1.png

4.2 EVault Backupより、該当のUsernameの左側▼をクリックしてWebCCをクリックします。
4-2.png

4.3 EVaultのWebCCが自動的に表示されます(表示されるまで、少々時間がかかります)。
4-3.png

4.4 ViewsのUnconfigured AgentにEVaultエージェントをインストールしたサーバが表示されることを確認します。
4-4.png

4.5 EVaultエージェントをインストールしたサーバを選択して、画面右上の[Edit]プルダウンより、[Vault Settings]を選択します。
4-5.png

4.6 選択後、[Vault Settings]画面が表示されますので、[Add]ボタンをクリックします。
4-6.png

4.7 [New Vault]画面でUser NameとPasswordの内容を確認して[Save Changes]ボタンをクリックします。
4-7.png

4.8 [Vault Name]画面遷移後、 [Close] ボタンをクリックします。
4-8.png

4.9 WebCCへログインした時に表示されたメニューの1番目をクリックして、EVaultエージェントの設定を進めます。
4-9.png

4.10 [Agent Configuration]画面では、Agent Descriptionを任意に入力して、[Next]ボタンをクリックします。
4-10.png

4.11 [Job Type selection]画面では、Job NameとJob Descriptionを入力、[Backup Source Type]プルダウンより、バックアップするデータの配置場所を選択して、[Next]ボタンをクリックします。
4-11.png

4.12 バックアップを取得するファイル等を指定していきます。Local System側のData Filesの中から選択して、 Includeボタンをクリックすれば、右側のBackup Setへ入ります。その後、[Next]ボタンをクリックします。
4-12.png

4.13 [Selection Option]画面では、初期値のままで[Next]ボタンをクリックします。
4-13.png

4.14 [Options Schedule]画面では、バックアップを取得するスケジュールを設定するために、[Add]ボタンをクリックします。
4-14.png

4.15 [Schedule Details]画面では[Schedule View]プルダウンより、バックアップを取得する曜日にクリックして、取得する時間を設定して、[OK]ボタンをクリックします。
4-15.png

4.16 バックアップのスケジュールが登録されたことを確認して[Next]ボタンをクリックします。
4-16.png

4.17 これでジョブの設定が完了しましたので、[Save Changes]ボタンをクリックします。
4-17.png

4.18 [Jobs]タブより、バックアップの設定を確認します。
4-18.png

以上でバックアップの初期設定が完了です。

#5.バックアップ(手動)
バックアップはスケジュールを設定した日時に自動的に実行します。
今回はバックアップを手動で実行します。

5.1 バックアップするサーバを選択後、画面下側の[Run Backup]ボタンをクリックします。
5-1.png

5.2 [Run Backup]画面が表示され[Start Backup]ボタンをクリックして、バックアップを開始します。
5-2.png

5.3 [Process Details]画面でStatus: がBackup completedになるまで暫く待ちます。
5-3.png

5.4 バックアップが正常終了すると、Last Backup Statusが[Completed]と表示されます。
5-4.png

以上でバックアップ(手動)での実行が完了です。

#6.リストア
WebCCを操作してリストアします。リストアするためには、事前に
バックアップする必要があります。

6.1 リストア対象のサーバを選択後、[Run Restore]ボタンをクリックします。
6-1.png

6.2 最後に取得したバックアップから戻すか、または、これまで取得したバックアップの中から選択するかを決定します。この例では、最後にとったバックアップから戻す方法を選びます。[Next]ボタンをクリックして、先へ進めます。
6-2.png

6.3 左側のウィンドに、保存しているファイル、フォルダの一覧がでます。
この中から 先に消したリストア対象をチェックして、[Include...]ボタンをクリックして、Backup Set側へ入れます。そして、[Next]ボタンをクリックします。
6-3.png

6.4 [Restore From a Backup]画面で同じ場所に戻す(①)か、ファイル上書き(②)を指定して[Run Restore]ボタンをクリックします。
6-4.png

6.5 [Process Details]画面のStatus:がRestore completedと表示されるまで暫く待ちます。
6-5.png

6.6 リストア後、[Close]ボタンをクリックしてください。
6-6.png

6.7 リストアしたファイルやフォルダ等の状態をサーバで確認してください。

以上でリストアの実行が完了です。

参考になりましたか?
引続きSoftLayerを含めたクラウド関連でアップしていきたいと思います。

5
5
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
5
5

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?