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ボトムアップのエンジニアリングマネジメントを行って感じたこと

Last updated at Posted at 2019-12-19

Engineering Manager vol.2 Advent Calendar 2019 19日目の記事を担当させていただきます@bayashi_okです。

今回は駆け出しマネージャーがエンジニアリングマネジメントを行う上で考え、心がけていることを書いていきたいと思います。

ちなみに先日のEOF2019 (Engineering Organization Festival 2019)ではボランティアスタッフとして参加し、登壇者やスタッフ、参会者の皆さんと関わり、EMの姿勢を学ばせていただいておりました。

自分自身は現在SREチームのリーダーとしてサイト信頼性向上を名目に、日々のToilの削減・監視見直し・SLOの制定などを行いながら、現在所属しているチームや組織への新技術の導入・プロビジョニングツールのソースコードレビューと管理、プロジェクト内のスポット的な相談役として運用も踏まえたうえでの設計~実装、など様々な事を行っております。

また、現在私は会社の立場的には約1年前にマネージャーなり、周りを引っ張っていく立場になりましたが、評価や1on1、採用(はたまにやっている)までは関わらずあくまでエンジニアの立場からチームや組織を見ながら色んな問題解決を図るようメンバーや上長に提案・実践をしており、いわゆるChange Managementのようなものを行っております。

ただこれが果たしてできているのかというと非常におこがましい話となり、技術も劣る中、日々どうすればエンジニアも含め、それ以外の人たちを巻き込み幸せな組織になっていけるかということを、マネージャーの底辺の立場から考えていたりします。

さて、本題になりますが今回はそう言ったことを考え実践していくうえで心がけていること、またその中で迷走し失敗したことや反省点をかいていきたいと思います。

1.相手に寄り添いながら小さな変化を促していく

近年技術に対するアウトプットがインターネット上で増えて行く中で、もちろんそれは素晴らしいことなのですがそれをそのまま組織やチームに取り入れることは必ずしも正解ではありません。

もちろん変化に柔軟な組織であるならばこれは歓迎されることになります。

ただそうでない組織にとっては、これまで培った文化的背景や技術的資産、個々のスキルやそこに費やせる時間などそういったものを鑑み、またそれらを使用している人たちの気持ちを汲み取り変化を行なっていかないと、いくら新しいものを取り入れたところでそれを受け入れてもらえない状態となります。

そのためにはやはり目の前の「人」を見ながら、寄り添い相手を尊重していくことや、時には厳しく自分の気持ちを発信していくなど、相手に寄り添いお互いの歩み寄りを大事にしていく必要があると考えています。

私自身マネージャーとなり、チームとしての技術の底上げや意識の統一をしていくために、いろんな努力をしてきましたが、その中できちんと「人」を見ながらできていたかというとそうではなく、反省すべき点がいくつもありました。

2.絶対に周りのせいにしない

何かがうまくいかないとき人は誰かのせいにしてしまいがちです。

ただそこにはやはりうまくいかなかった原因が何かしら自分にあるんだと思っています。

そのため、何かがうまくいかず周りのせいにしがちになりそうなときは

  • なぜそれができなかったのか
  • どうすればできるようになっていたのか

を考え、それが手段を変え実践していくための一つのアラートだと捉えています。

実際に私自身、なんどもうまく行かないときがありそのたび他責になりがちでした。

ただやはり、他責で終わってしまうとそれはただの「逃げ」になってしまいます。
自分のどこがいけなかったのか、何が相手の脅威になりえたのかをしっかり考えその脅威を取り払う努力をしなければ前に進めないことに気づかされました。

3.仲間意識を作る

同じ組織にいる人同士、また企業に所属し働いているものとして物事をよくしていきたいという思いが少なからずあると思っています。
またそこに対してその気持ちがない状態にあることは、その人に対し何らかの理由があるのではないのでしょうか。

その中での問題点や課題を洗い出し、解決していこうという共通の課題を作ることで仲間意識を作っていくことが重要だと考えています。

また時には争いもあるかもしれません。
しかしそこから問題とされている共通の目的意識を作り、ともに倒して行くことも重要になってくると思います。

まさに「昨日の敵は今日の友」となりえるのです。

さいごに

簡単になりますが、私自身まだまだ新米のマネージャーで、EMの定義の中でも「弱めのEM定義」の部分にしか触れておらず、まだまだ学んでいかないといけない事がたくさんあります。

そういった同じような立場に立つ人たちや、これからエンジニアリングマネージャーを目指していく人たちに少しでも自分の経験を伝えていければと思い、今回のAdvent Calendarに参加させていただきました。

今のところ私は技術の促進も行いつつ、マネジメントも行う二足の草鞋の状態で今後どうしていけばいいかを日々考え、迷いながら日々過ごしております。今後どのような道を目指すにしろこれまでの経験は必ず生きてくるものだと思っておりますので、こういった経験をもとにより良いサービスを作っていけるよう頑張っていきたいと思います。

最後まで読んでいただいた方、誠にありがとうございました。

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