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Kongとは何か

Last updated at Posted at 2025-03-01

Kongを簡単に説明すると、レストランの受付係みたいなものらしい。

シンプルな例:レストラン

イメージしやすくするために、レストランを例にする。

  1. 大きなレストランの前に立ってる。
  2. そのレストランには、和食、洋食、中華など、色々な料理コーナーがある。
  3. 入口には受付係(これがKong)がいる。

Kongの役割

受付係(Kong)の仕事はこんな感じ。

  1. お客さん(ユーザーのリクエスト)を迎え入れる。
  2. お客さんの注文(リクエスト内容)を聞く。
  3. 適切な料理コーナー(バックエンドサービス)に案内する。

Kongのメリット

  1. 混雑を防ぐ:一度に入れる人数を制限できる(レート制限)。
  2. セキュリティ強化:予約確認や身分証明書のチェック(認証・認可)。
  3. 効率的な対応:よくある注文はすぐに対応(キャッシュ機能)。
  4. 柔軟な対応:新しい料理コーナーを簡単に追加・変更できる(APIの追加・変更)。

Kongは、いろんなAPIリクエストを受け取り、適切なバックエンドサービスに振り分ける「賢い受付係」みたいな役割を果たす。

Kongの使い方

Kongは、APIゲートウェイとして使う。主に以下の手順で使う。

  1. インストールと設定

    • Dockerを使って簡単にセットアップできる。
    • 例: curl -Ls https://get.konghq.com/quickstart | bash
  2. サービスとルートの定義

    • サービス: バックエンドAPIへの接続設定(URL、タイムアウトなど)。
    • ルート: クライアントリクエストをどのサービスに振り分けるか設定。
  3. リクエストの処理

    • クライアントからのリクエストを受け取り、適切なバックエンドサービスに転送。
  4. 機能の追加

    • 認証、レート制限、ログ記録などのプラグインで機能を拡張。
  5. 管理と監視

    • Admin APIを使ってKongの設定を管理・監視。
    • 例: curl -s localhost:8001 | jq '.configuration'

Kongは、マイクロサービスアーキテクチャやKubernetes環境で特に効果的。クラウド環境やKubernetesとの統合もしやすく、スケーラブルなAPIゲートウェイとして機能する。

レート制限とは

レート制限は、APIが一定時間内に処理できるリクエスト数を制限する仕組み。主な目的は次の通り。

  1. リクエスト数の制限:特定の時間内に許可されるAPIリクエスト数を制御。
  2. サービスの保護:過剰なリクエストでサーバー負荷や品質低下を防ぐ。
  3. 公平なリソース分配:すべてのユーザーが適切にAPIを利用できるようにする。
  4. セキュリティ強化:DoS攻撃やWebスクレイピングを防ぐ。

レート制限の設定方法は、次のようなものがある。

  • IPアドレスごとの制限
  • APIキーやOAuthトークンごとの制限
  • エンドポイントごとの制限

レート制限を超えた場合、通常はリクエストが拒否され、429 Too Many Requests エラーが返される。これにより、APIの安定性・パフォーマンス・セキュリティが向上し、より効率的なAPI運用が可能になる。

APIキーとは

APIキーは、APIを利用するアプリケーションやユーザーを識別・認証するための一意の英数字の文字列。主な役割は次の通り。

  1. 識別と認証:APIキーでリクエストを送信しているアプリやプロジェクトを特定。
  2. アクセス制御:APIプロバイダーがアクセスを管理し、許可されたクライアントだけが使えるようにする。
  3. 使用状況の監視:APIの利用状況を記録・分析。
  4. セキュリティ強化:不正アクセスを防ぐ。
  5. トラフィック管理:適切な帯域幅を確保し、APIの負荷を最適化。

APIキーの使い方

  1. APIキーの取得

    • クライアントがAPIサーバーにリクエストを送って、APIキーを取得。
  2. リクエストへの組み込み

    • 取得したAPIキーをリクエストのヘッダーやクエリパラメータに含める。
  3. APIサーバーでの検証

    • 受け取ったAPIキーを検証し、有効ならリクエストを処理。

ただし、APIキーだけでは完全なセキュリティ対策にはならないので、必要に応じて追加の認証・認可の仕組みを組み合わせることが重要。

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