はじめに
本記事は「都知事杯オープンデータ・ハッカソン」の参加レポートです。2日間開催のハッカソンの参加中に執筆しています。
ハッカソン参加特典として Claude Team Plan をハッカソン期間限定で借りることができましたので、使い倒してみました。Qiita の AI 記事投稿キャンペーンにも同時参加します。私の推し AI は Claude です。
都知事杯オープンデータ・ハッカソンとは?
行政との共創で社会課題に挑戦
オープンデータを活用した社会課題解決を目的とした都知事杯オープンデータ・ハッカソンを開催します。行政機関が提示する行政課題に取り組むことも、自らテーマを設定して挑戦することも可能です。自由な発想で、まちの課題解決にチャレンジしましょう。
(出典:都知事杯オープンデータ・ハッカソン公式サイト
私はシビックテックの活動の一貫だと捉えていて、プライベートのボランティア兼趣味のハッカソンとして参加しました。今回は一人で参加したため、当日にチームを組み初対面の方と共創活動をしてきました。
行政の課題
ハッカソンやシビックテックに参加して毎回感じるのは、世の中には多くの課題があり切実に困っている人がいるということです。個人ができることは限られていますが何かの一助になればよいと考えて少しの時間ですが行動しています。
公園売店の閑散期の利用促進
都立公園内の売店は、安心感ある存在として地域に根付いていますが、天候によって来客数が大きく変動するのが課題です。特に閑散期となる雨天や寒冷期でも、人が訪れたくなる仕組みが必要です。本課題では、天気に左右されない魅力づくりや、需要予測を踏まえた販促施策、SNS活用、客層別アプローチなど、売店の活性化につながるアイデアを募集します。
(出典:都知事杯オープンデータ・ハッカソン公式サイト > 行政課題 > 公益財団法人東京都公園協会
AI でハッカソンが変わった
ハッカソンは長く続けている趣味(*1)ですが AI によってハッカソンが大きく変わったと感じました。ハッカソンは 1. 問題の発見、 2. 課題の特定、3. 解決策の方向性、 4. プロトタイプの開発という流れで進みます。
今回のハッカソンで AI (Claude)は、2~4を支援してくれる頼もしい相棒だなと感じました。ハッカソンを毎年続けていると、最新技術の登場によってハッカソンのスピードがどんどんと加速させていくことを実感します。
(*1)
Claude って何が便利?
2. 課題の特定
Claude (AI) との壁打ちによって問題の解像度を上げ、課題の定義に至るまでの議論のスピードが上がることを実感します。
AI と議論の方向性をあわせ、深める質問を投げかけながら整理していきます。
3. 解決策の方向性
AI をチームメンバーに入れて人と共に議論を進めていきました。解決策の方向性を書き起こして合意しました。これを改めて AI (Claude) に取り込みます。
4. プロトタイプの開発
Claude は PDF ファイルをアップロードできるので、解決策の方向性をまとめた資料の情報を AI に共有します。
Claude が素晴らしいなと感じたのは、プロトタイプを開発してくれることです。(時間の問題だとは思いますが)他の AI ツールではプログラムコードは生成してくれても「目に見えるプロトタイプ」までは準備してくれないものも多いと思います。Claude は目に見えるものが出来上がるので、作っては壊すプロトタイプの段階では大変ありがたい存在でした。
Claude と対話して調整していきます。今回のハッカソンではオープンデータを使うことが提出条件になるため、オープンデータを探すことも依頼しました。
探してきたオープンデータを先程のプロトタイプに組み込んでもらいます。
便利ですよねぇ。
試行錯誤・スクラップ&ビルドのスピードが圧倒的に高まります。
良い時代になったものです。
おわりに
Claude の便利さに触れることができて都知事杯オープンデータ・ハッカソンに参加してよかったと思いました。AIによって生まれた余白の時間を使ってハッカソン中に参加レポートを執筆することができるとは、本当に便利な時代になりました。
これからも AI を使い倒していきたいです。私の推し AI は Claude です。