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AWS個人アカウント開設後はじめにやっておいた方がいいこと

Last updated at Posted at 2019-05-20

はじめに

AWS学習等の目的で個人アカウントを開設した際、設定しておいた方が良いことをまとめました。
AWSを初めて利用される方でもわかる内容…のはずです。

IAM作成

AWSのIAMベストプラクティス記載の通り、
https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/IAM/latest/UserGuide/best-practices.html

  • AWSの各種サービスを利用する際、極力ルートユーザーを利用せず個々にIAMユーザーを作成することよう推奨されています。
  • プログラムからAWSサービスを利用する際は、極力IAMのアクセスキーを使わずにIAMロールを利用した方が良いです。特にルートユーザーのアクセスキーを作成することは控えましょう。

    https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/general/latest/gr/aws-access-keys-best-practices.html
  • IAMロールはざっくり言うと、IAMユーザー単位でアクセス権限を付与するものではなく、サービス間のアクセス権限を付与(例えば、EC2からS3にアクセスする 等)するものです。

    https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/IAM/latest/UserGuide/id_roles.html

ルートアカウントのMFA設定

デフォルトではメールアドレスとパスワードさえあれば、ルートアカウントにログインできてしまうので、多要素認証を設定しておくことをオススメします。用意するものはスマホとアプリ「Google Authenticator」です。

IAMユーザー/ロールによる請求情報へのアクセス

デフォルト設定ではIAMユーザーは請求情報(当月のAWS利用料金とか)を参照できないので、以下の設定で参照できるようにしておきます。

  • AWSマネジメントコンソールにルートユーザーでログイン
  • コンソール右上のユーザー情報のリストから「マイアカウント」を選択
  • 「IAMユーザー/ロールによる請求情報へのアクセス」の編集リンクを押下し、有効にする。

以上を実施すると、IAMユーザーでもコンソール右上のユーザー情報のリストの「マイ請求ダッシュボード」から利用料金が確認することができます。

料金アラート

各種サービスを停止しておけば料金は掛からないと思いがちですが、サービスによってはいくつか落とし穴があります。例えば、

知らないうちに課金されるのは心もとないので、指定した金額に到達した際にメールするよう設定します。

  • コンソール右上のユーザー情報のリストから「マイ請求ダッシュボード」を選択する。
  • Billingの設定で「請求アラートを受け取る」をチェックする。一度チェックすると外せません
  • 説明文中のリンク「請求アラートを管理する」からCloudWatchに行き、左メニューの「アラーム」の「請求」を選択し、アラームを追加する(しきい値の金額やアラームメール送信先を入力)。

おわりに

以上を設定しておけば

  • 第三者による不正ログイン
  • 想定外の利用料金の請求

の2点が発生するリスクを軽減することができます。
AWS個人利用において、利用料金が気になってアカウント開設を思いとどまってしまう(少なくとも私がそうでした)ことがあるかと思いますので、以上の設定で少しでも不安を取り除くことができれば幸いです。

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