認定試験に合格したので勉強法や詰まったところなど記しておきます。
受験日と合格点です。なぜこんなに取れたのかは分かりません。
デベロッパーアソシエイトとは?
AWSを実際のアプリケーションに組み込んでシステムを実装できる基本知識を問う試験という感じです。
なのでソリューションアーキテクトよりも実践的な問題が多くなっています。
また、開発者がビジネスロジックに集中できるようになるインフラを考慮しないサービスである、サーバーレス(Lambda)やInfrastructure as Code(CloudFormation)、展開時のCI/CD(Codeシリーズ)などに関連したサービスが中心に出題されます。
筆者のレベル感
2021年にエンジニアとしてキャリアをスタートしたAWS初心者です。AWSの経験としては、転職活動時のポートフォリオを作るため、EC2やECSでアプリケーションをとりあえず展開した程度です。なので運用やセキュリティの知識もほぼゼロです。
学習時間
5/30に受験を申し込んだので1か月ちょっとでした。
最初はお風呂上りに書籍を読み程度で緩くやって、読み終わったのが1ヵ月前くらいでした。
そのときにUdemyで過去問を解いてみたところ、明らかに書籍のレベルを超えた問題が大量に出てきたのでそこから本腰を入れて勉強しました。
平日は1時間、土日は4,5時間くらいかけて学習
1週間前は平日も2時間くらいかけました。
学習教材
AWS認定アソシエイト3資格対策~ソリューションアーキテクト、デベロッパー、SysOpsアドミニストレーター
これは基本的なことしか書いていませんでした。3資格対策とありますが、おそらくソリューションアーキテクト用なのかなと思います。
ただ、試験に出るサービスが大体書いているのでまず概要を知りたかったりするのにはいいかもしれません。
実際、これを読んでどんな目的のサービスか理解してからAWS公式のドキュメントを読んだりしていました。
AWS 認定デベロッパー アソシエイト模擬試験問題集(5回分325問)
正直、この模擬試験が無ければ確実に落ちていたと思います。実際の試験のように時間制限付きで1試験65問の模擬試験を解けます。
詳しい解説も付いているのでこれをとにかく読みます。
ブラックベルトオンラインセミナー
公式が提供しているサービス別の資料が載っています。正直ドキュメントを読んでいくのが苦痛だったので、動画で見て理解できたのが助かりました。
AWS トレーニングライブラリ
AWSが公式で提供しているハンズオンのビデオ学習用教材。これのApi GatewayとDynamo DBの教材を受講しました。無料です。
学習方法
模擬試験を中心に行いました。
模擬試験は本番前の最後の調整用のものだと考えていた自分がいましたが、実際のところ真面目に解く必要はないです。
最初は解かずに解説を見ます。そして、1試験すべての問題の解説を見て理解できるようにします。
このときにそもそも知らないサービスや、サービス特有のコマンド名、パラメータなどがたくさん出てくるので、ブラックベルトの動画や公式ドキュメントで確認します。
これを5試験全て行います。そして1番古く解いた試験を解いていき、しっかり正解の選択肢に理由を付けて解答できるか確認していきます。
あと、原始的ですが意外と有効だったのが、紙に書いてサービスの概要をまとめてみることでした。
理解が難しかったサービス
まだ理解できていないと思われます。
- AWS X-RAY
疎結合なアプリケーションの各サービスのリクエストを収集して全体の動きを可視化できるようになるサービスです。まず、CloudWatchとの違いは何なのかというところから苦しみます。そしてSDKの使い方など細かい設定方法の話になり、セグメント、サブセグメントの取得するAPIなど、なかなか理解できず、正直出題しないでくれと祈っていました。
- KMS
セキュリティのところで確実に出ます。S3, SQS, lambdaなどのサービスでどのように暗号化するかなどで出題されます。
リクエストヘッダーにどれを使うか?など問われたときにはめちゃくちゃ萎えました。
想定していたよりも重要だったサービス
- Elastic Beanstalk
設定方法やコマンドの種類など結構出てきます。.ebextensionsディレクトリに設定ファイルは置きますよ!
- Dynamo DB
LSIとGSIどちらを使用すべきかなどはよく出てきました。
本番でも出たのですがスループットキャパシティの計算はよく出るみたいです。
4kbのデータの結果整合性読み込みは0.5RCUだから6kbの結果整合性読み込み100アクセスに最適なRCU値は?など
- API Gateway
Lambdaと関連してよく出ます。メトリクスの種類やプロキシの種類が出題されました。
- AWS Cognito
ユーザープールとIDプールどちらを選ぶのか適切かなど聞かれます。
受験方法
ピアソンvueで自宅受験しました。意外と盲点だったのが、壁に接した机だと受験できないです。
受験環境撮影の際に、自宅の机は壁に接していたのでどうにか隙間を作って後ろからPCを撮影しました。
また、ビデオチャットなどするかと思ったのですが、試験官とのやり取りは全てチャットで行われました。
試験時間はかなり余ります(130分間)。見直しをしてもあと60分ほど余っていたので途中で終了にしました。
軽くアンケートを取ったあとに合否の通知が画面で見れます。
合格してみて
正直、ソリューションアーキテクトにすべきでした。
ネットでも情報が少ないので合格体験記みたいなのもソリューションアーキテクトに比べてかなり少なかったです。
また、難易度や出題分野的にも実務で今後使用していくか疑問でした。(サーバーレスの案件に今後出会えるかな...)
ただ、セキュリティとモニタリングに関しては意識したことなかったので良い教訓になりました。
分野別の点数ではこの2つは合格レベルではなかったので何かしら改善策見つけていきたいなと思います。