0
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

Windows11のノートPCでGPUで動作するjupyter notebookの環境を作成する

Last updated at Posted at 2024-10-24

環境

  • Windows11
  • RTX4070搭載

Anacondaのインストール

にメールアドレスを入力するとダウンロード画面に遷移するので,ダウンロードする.

インストーラーを起動すると
image.png

のような画面となるので,手順に沿ってインストール

CUDA Toolkitのインストール

にアクセスし,CUDA Toolkit 11.6.2を選択する.
その後,WindowsのOSのバージョンなどを設定し,ダウンロードを実行する.
のちにインストールするtensorflow-gpu 2.10.0 がこのバージョンでないと合わないので,
最新版は使用しないこと.

image.png

ダウンロード後は,インストーラーを起動し,手順に沿ってインストール

cuDNNのインストール

にアクセスし,CUDA 11.xに対応したcuDNNをダウンロードする
今回は,v8.9.7をダウンロードし,解凍する.
※ CUDA 12.x版のv8.9.7と間違えないように.一見インストールは問題なく行えたように見えるが,GPUで計算させる際に動かない.
ダウンロードする際には,アカウントの登録が必要なので,登録を行う.

すると下記のようなファイルがあるので,これを

image.png

C:\Program Files\NVIDIA GPU Computing Toolkit\CUDA\v11.6
を開き,そこにある,bin, include, libに移動させる.

image.png

zlibのインストール

https://docs.nvidia.com/deeplearning/cudnn/archives/cudnn-891/install-guide/index.html#install-windows
にアクセスし,

image.png

のZLIB DLLの部分をクリックし,ダウンロードする.
ブラウザによっては,ダウンロードする際に不審なファイルと判断される場合があるので,
ダウンロードを許可してやらないといけない.

解凍すると下記のようなファイルがあるので,

image.png

dll_x64のzlibwapi.dllを
C:\Program Files\NVIDIA GPU Computing Toolkit\CUDA\v11.6\bin
にコピーする.

tensorflow-gpuのインストール

先ほどインストールしたAnaconda Navigaterを起動する.

Environmentsを選択し,左下のCreateから仮想環境を作成する.
作成する際は,名前はなんでも良いが,pythonのバージョンは3.7~3.10の間にする必要がある.

image.png

作成後は,三角ボタンからターミナルを開く

image.png

ターミナルを起動後,下記の手順でtensorflow-gpuのインストールを行う.
numpyがver 1.xでないと動かないので,ダウングレードする.

(GPU)> python -m pip install -U pip setuptools
(GPU)> pip install "numpy<2.0.0"
(GPU)> pip install tensorflow-gpu==2.10.0

GPU環境がうまくできたかの確認

(GPU)>python
>>> from tensorflow.python.client import device_lib
>>> device_lib.list_local_devices()
"/device:GPU:0"
device_type: "GPU"
memory_limit: 5797576704
locality {
  bus_id: 1
  links {
  }
}

のようにGPUの表示がでればGPUが動作している.

jupyter notebook上で動作するように設定

ipykernelをインストール

(GPU)>pip install ipykernel
(GPU)>ipython kernel install --user --name=xxxxx

仮想環境のカーネルをjupyter notebook上で使用できるようにする
xxxxxの部分には,今回作成した仮想環境名を設定.
今回であれば,GPUと記述すれば良い

Windows上のjupyter notebookを立ち上げる.

右上のnewからNotebookを選択.

image.png

Kernelを選択する画面がでるので,先ほど作成した仮想環境の名前を選択することでGPUが使用できるようになっている.

image.png

追加でpandasなどのpythonのライブラリをインストールする場合は,jupyter notebook上でインストールするのではなく,anacondaの仮想環境のターミナルでインストールする必要がある.

0
0
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
0
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?