Webサーバーをたてよう
Webサーバーとは,PCやスマホなどの端末からHTTPやHTTPSで送られたリクエストに対して,HTMLやCSSなどの情報を返すサーバーのこと.
HTTPとは,WebサーバーとWebブラウザとの間で情報をやりとりするための通信規則.
HTTPSは上記のHTTPを暗号化したものであり,パスワードの入力などの際には,安全に通信できる.近年は基本的にきちんとしたWebサイトはHTTPSを使うことが多く,暗号化されていないWebサイトは危険な場合が多い.
Webサーバー
Webサーバーのソフトウェアとして,世界的に多く使われているのは,Apache2とNginxの二つ.
Apache2 : 30年ほど前に作られ,多くのWebサイトで使用されてきた.
Nginx : 20年ほど前に作られ,Apache2よりも大容量のデータ通信や大規模な同時アクセスに耐えられるようになっている.近年では,Apache2と同じくらいのシェア率.
Nginxのインストールと設定
前回まででたてた仮想マシンを使用していく.
$ sudo apt update
$ sudo apt install nginx
$ sudo service nginx start
デフォルトの設定で起動.
localhostにアクセスすると下記のような画面が表示される.
Webページの作成
実際にHTMLを記述して,Webページを作成してみよう.
nginxのデフォルト設定では,/var/www/html内にhtmlファイルを作成すれば良い.
emacsを使用して,/var/www/html内にindex.htmlを作成してみよう.
<!-- -->
で記述されている部分はコメントアウトを示している.
<html> <!-- html文書 -->
<head> <!-- ヘッダー -->
<meta charset="utf-8"> <!-- 文字コードの指定-->
<title>Webページ作成練習</title> <!-- タイトルの設定 -->
</head>
<body> <!-- webページに表示される内容を記述 -->
<h1>Webページ作成練習</h1>
</body>
</html>
といった画面が表示される.