14
6

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

More than 5 years have passed since last update.

冬休みにmicro:bitで遊ぶなら ~オススメのアクティビティ~

Last updated at Posted at 2018-12-22

Qiitaでの初記事です。お手柔らかにお願いします!
Markdownでなんて書くのはじめてです。バックスラッシュ使ったのもはじめてです。笑
バックスラッシュの入力のしかたをググった34歳。
さて、教員の私が実践して、子どもたちにウケたものを紹介します。
#子どもが一瞬でハマったアクティビティ
12月8日に、TFabworksさんによるmicro:bit研修に参加させていただきました。
最後に教わったアクティビティが、子どもたちを虜にしたので、ご報告致します。
##振ってハートを飛ばす(だけ)
2学期最後のコンピュータークラブで行いました。
自分と相手のmicro:bit同士で通信を行います。
自分のmicro:bitを振ると、表示されていたハートが消える(ハートが飛んだように見える)
数字を受信するとハートが表示される(ハートが飛んできたように見える)
というだけのアクティビティなのですが、とても簡単なのに、子どもたちはmicro:bitを振り続けて笑ってます。
image.png
MakeCode - 振ってハートを飛ばそう
QiitaっぽくJavaScriptで置いておきましょう。

input.onGesture(Gesture.Shake, function () {
    radio.sendNumber(0)
    basic.clearScreen()
})
radio.onReceivedNumber(function (receivedNumber) {
    music.beginMelody(music.builtInMelody(Melodies.PowerUp), MelodyOptions.Once)
    basic.showIcon(IconNames.Heart)
})
radio.setGroup(1)
radio.setTransmitPower(7)
basic.showIcon(IconNames.Heart)
basic.forever(function () {
	
})

はい。
##こうしたい!発生
さて。ここで問題が発生します。
どういうことかと言えば、子どもたちは特定の相手と通信することを楽しみたいようで、要らんメッセージは受け取りたくないと。
ということで、第1次改良策。
送信チャンネルを子どもたち同士で話し合って設定。
先ほどの中身で言うと、この行です。

radio.setGroup(1)
radio.setTransmitPower(7)

radio.setGrpup(1)が送信チャンネルの設定なので、0から255までの好きな数字に変えさせます。
さすがに子どもたちはJavaScriptのエディタで操作しません。MakeCodeのブロックモードでも柔軟に変えられます。素敵です。
radio.setTransmitPower(7)は、送信強度の設定なのですが、研修では1がオススメされていました。7にすると教室くらいなら端から端まで普通に届くみたいです。チャンネルを統一して取り組むときは1にするのが無難な気がします。
##こうしたい!発生(2回目)
誰からメッセージが来たのか、知りたい!とのこと。
確かに、受信したら表示されるアイコンも、自分でプログラミングしてますからね。
相手によって柔軟に変える方法については(もちろん出来ますけど)、子どもたちはすぐには思いつきません。
じゃあ根本的に変えてしまいましょう。
送信する内容を、番号ではなく、文字列にしてしまいましょう。
そして、変数に入っているその文字列を表示させれば、良いはずです。
こんな感じに。
image.png
MakeCode - 振って文字を飛ばそう

input.onGesture(Gesture.Shake, function () {
    radio.sendString("I love you.")
    basic.clearScreen()
    basic.pause(10000)
    basic.showIcon(IconNames.Heart)
})
radio.onReceivedString(function (receivedString) {
    music.beginMelody(music.builtInMelody(Melodies.PowerUp), MelodyOptions.Once)
    basic.showString(receivedString)
    basic.pause(1000)
    basic.showIcon(IconNames.Heart)
})
radio.setGroup(1)
radio.setTransmitPower(7)
basic.showIcon(IconNames.Heart)

これで文字列を自由に入れ替えて遊べるようになりました。
一時停止は、振りすぎて送りすぎるので休憩時間です。
こうなるともう、子どもたちの遊び場です。
文字列に何を入れるか。送信側で制御が出来るので、ローマ字での送り合いが始まります。
「ユー・エヌ・ケー・オー?(UNKO)って送ったの誰だよー!」
(苦笑)
micro:bitは(何もしなければ)日本語の文字列は送れませんので、子どもたちはローマ字を駆使しようと必死になります。得てしてローマ字の学習を勝手にやっている状態。
送るためにもローマ字が必要だし、送られたものを読むためにもローマ字が必要。
あら。これって、ローマ字の学習で使えるじゃないか。
あ、すみません、書きながら今、ローマ字の学習にmicro:bit使ったらいいじゃんと思いつきました。笑
##試行錯誤・改造・創意工夫の余地をあげること
子どもたちはこうやって、少し余白のある状態で渡してあげると、好きに遊び始めます。
でも、遊んでいるように見えて、頭はフル回転。何でも吸収していきます。
この前のクラブでも、「先生、サッカー盤の得点表示をmicro:bitにさせたいんだけど…」って相談され、「どうやってカウントするの?(工作的に)」と聞いたら、「P0に電流が流れたときにカウントしたい。(プログラムの中身的に)」と返答されました。どうやら、工作の素案はとっくに出来ているようです。
私はP0がタッチされたら変数に1を足していくプログラムを教えるだけで用済みに。
(本当はここも考えさせれば良いのかも知れませんが)
###まとまっていないけどまとめ
こんな感じで、子どもたちは楽しみながら学習します。
初回は楽しいアクティビティをして虜にしちゃいましょう。
あなたなら、どんなメッセージを送りますか?

14
6
1

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
14
6

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?