FinOps Certified Practitioner を取得した話
今回取得した資格名
FinOps Certified Practitioner Certification
(発行主体:FinOps Foundation, a Linux Foundation program)
取得しようとおもったきっかけ:
普段はオンプレミス仮想製品を扱っているのですが、最近はやはりどこにいってもクラウドの話が出てきます。
中には"クラウドファースト"を標榜する人々も増えている中で、
オンプレ=高い、遅い、古い
クラウド=安い、早い、うまい
みたいな感覚論が先行していることを痛感するシーンが非常に多い…。
そのシーンを解決する策を模索し、どちらが良い/悪いではなく、正しく最適化するためには…と調べていく中でFinOpsというフレームワークがあることを知りました。
そこからせっかく資格があるなら受けてみようと思い立ったのがきっかけとなります。
取得までのプロセス
1日目
1, FinOps Foundationの公式サイトで、ラーニングコース&試験のセットを購入。
https://learn.finops.org/page/finops-certified-practitioner
- ラーニングコースのみ
- 試験のみ
- ラーニングコース&試験
- ラーニングコース&試験&別資格試験バンドル版
等のコースを選択して購入する形になります。
自分はここで、"ラーニングコース&試験" を購入。(キャンペーンコードをLinkedinの公式で拾ったので、375$で購入…@2025.04)
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2日目〜14日目
2, ラーニングコース
フレームワークの重要な要素を解説するようなテキストを読み進めていくスタイル。
たまーに練習問題が挟まっている。
テキストで大きな流れを把握した後は、公式が出しているフレームワークのガイドブックみたいなものも見ておくのがよい。
いかんせんALL Englishなので、Google翻訳を駆使して読み進めること2週間。
トレーニングコースのカリキュラム
- Introduction
- What is FinOps?
- FinOps Teams & Culture
- Personas & Motivations
- Anatomy of the Cloud Bill
- Adopting & Maturing FinOps
- FinOps Framework
- FinOps Domains & Capabilities
- Data in the Path
- Inform Phase
- Optimize Phase
- Operate Phase
- Resources & Review
参考になるサイト:
https://www.finops.org/framework/
https://cloud.google.com/learn/what-is-finops
https://www.cloudzero.com/blog/finops/
https://www.youtube.com/watch?v=UcnHCjp20YQ
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15日目
3, 試験
こちらもALL English。
一応ブラウザの翻訳機能は使えるみたいだが、用語的に意味不明になって問題文を読み取れないので英語のまま。
60分で50問の出題となっていて、基本的には1問1答。合格点は75%。
(購入日から12ヶ月以内に3回受験することができるので、落ちてもめげずにチャレンジしましょう!)
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16日目
4, コミュニティへの参加申請、Linkedinでの自慢
Badgeが発行されます。
まだJapanの組織は編成されたばかりということもあり、Eventの機会も少ないようですね。。ぜひ参加していこうとおもいます
感想
FinOpsについての理解度はかなりしっかり深まります。
ツールや方式というよりは、「組織のあるべき」「行動のあるべき」が見えてくるので、非常に腹落ちする内容でした。
一部AzureやAWSの用語も出てくるので、環境を実際に触っていないにしても、ふわっとクラウドなんたるかはわかっていないと厳しいかも。(というかそれを知っている前提じゃないと意味がないはずの試験)
製品に特化した試験ではなく、フレームワークや考え方にまつわる試験なので、内容のテイストはITILとか、PMBOKに近いかも。
少し落ち着いたら勉強した内容自分なりにまとめてみようかと思います。