はじめに
筆者の環境は以下のとおりです。
・VSCodeを使用
・Windows10にてWSL2でUbuntu20.04LTSを使用
・Bash、Gitを使用
上記にasdfを使ってPythonを入れる予定です。
Pythonのセミナーを受講するにあたり、環境構築が必要になったため
どうせならasdfも使ってみようと思いメモ代わりに記述します。
元々、anyenvを使用していましたが
GitHubの更新が停滞していること、
ロードに時間がかかることを加味し、
乗り換え時かな、と個人的に考えたためこのタイミングで導入してみます。
asdf導入編
以下の公式サイトを参考に進めます
※大元が気になる方は以下のリポジトリを参照してください
ふむふむ、どうやら全6工程あると…
今回はPythonなので工程の3まで実施します。
(4~はデモ用に Node.js を設定する手順で、今回は不必要なため除きます)
とりあえず、順にやってみましょう。
◇手順1
後の手順で「curl」、「Git」の2つが必要になるので、
あなたが使っているパッケージマネージャ(aptとかDNFとか)に合わせて
コマンド実行してインストールしといてね、ということです。
筆者は素のUbuntuなのでAptitude(apt install curl git)です。
※筆者は既にcurlもGitもインストール済みのため、今回実行しておりません。
◇手順2
筆者はGitを使用しているので前述の通り、
Gitを介してasdfをインストールします。
# 〇の部分は任意のバージョンを指定してください
$ git clone https://github.com/asdf-vm/asdf.git ~/.asdf --branch v◯◯.◯◯.◯◯
今回は手順に記載の通りv0.9.0を指定します。
◇手順3
筆者の環境はBashとGitなので「Bash&Git」の方法です。
(ご自身のシェル等の種類に沿った手順を参照してください)
# viもしくはvimでbashの設定ファイルを開きます
# (linuxの各エディタ操作方法は記載しないので調べてください)
$ vim ~/.bashrc
# 最下行に以下を追記(windowsで言うところのPATHを通すようなものだと思ってください)
. $HOME/.asdf/asdf.sh
# コマンドの補完を有効にしたい場合は更に以下を追記してください
. $HOME/.asdf/completions/asdf.bash
# 追記後、保存して閉じる
# asdfが使えることを確認する(インストールしたバージョンが表示されればok)
$ asdf --version
ここまでで、asdfの準備はできました。
Python導入編
ここからはコマンドだけざっと書いてしまいます。
(時間があれば再編集するかもしれません)
# Pythonのプラグインを追加する
$ asdf plugin-add python
# インストールできるPythonを一覧で表示する
# 念の為の確認なので必要であればgrepで絞ってください
$ asdf list-all python
# 一覧にあることを確認し、Pythonをインストールする
# ◯.◯.◯ の部分は任意で指定してください。
$ asdf install python ◯.◯.◯
# 指定したバージョンのPythonがインストールされたことを確認する
$ asdf list python
# グローバルで使用するPythonのバージョンを指定する
# ◯.◯.◯をインストールしたバージョンと一致させてください
$ asdf global python ◯.◯.◯
# auto reshimがうまくいかないissueがあったので念の為
# 手動でシンボリックリンクを設定する(貼り直す)
$ asdf reshim python
# インストール、設定したPythonが表示されるか確認する
$ python -V
# pipenvが必要な人は別途以下のコマンドを活用して入れてください
# おまけ程度の記述なので不安な方は実行前にコマンドを調べてください
$ pip install --upgrade pip
$ pip install pipenv
$ asdf reshim python
$ pipenv --version
$ asdf which pipenv
おまけ(VSCodeでの実行確認まで)
画像があれば分かりやすいのですが、
筆者の「めんどくさい」という理由で一切ないです。
おまけなのでご了承ください。
まず、VSCodeを起動してください。
左側面のツールバーに表示されている「拡張機能」というアイコンを
クリックしてください。(Ctrl + Shift + xでも同じウインドウが表示されます)
開いたら「Marketplaceで拡張機能を検索する」と書いてある検索フォームに
「Python」と入力してください。
そうすると「Python」という拡張機能が候補として表示されます。
(他に「Python◯◯」という様々な拡張機能が表示されますが、
「Python」とだけ書いてあるモノをクリックしてください)
表示された拡張機能をクリック後、
水色の「インストール」ボタンをクリックし、インストールしてください。
以下はインストールできた後の動作確認です。
VSCode上部メニューより、「ファイル」-「新規ファイル」をクリック、新規ファイルを作成します。
作成したファイルにPythonのコードを記述し、「〇〇.py」というファイル名で保存します。
以下は「Hello World!」と表示する例です。
print('Hello World!')
記述・保存後、ファイル名の右端にある
再生ボタンのような形の三角形のアイコン(Run Python File)を押下します。
以下のようなメッセージが表示され、実行が確認できれば環境構築完了です。
(セキュリティ上ぼかしている箇所がございます)
hoge $ ~/.asdf/shims/python◯.◯ ~/◯◯.py
Hello World!
おわりに
勢いで書いたため、表記ゆれや
分かりにくい部分もあるかもしれませんが、
少しでも何かの役に立てば幸いです。
(今後、もしかしたら見返して修正するかもしれません)