はじめに
本記事は特定の技術やユーザーについて
否定するものではないことを予め明言しておきます。
本記事は2023年3月31日に予定されている
コミュニティガイドライン改定に関する
以下のお知らせについて記述したものになります。
本記事は上記注意点の再確認、及び
拡散のつもりで記述したものになります。
なお、本記事は注意事項のみの記述になりますが、
Qiita公式ではChatGPT有効活用についてのイベントも
開催されているので(2023/03/15 〜 2023/04/16)
気になる方は是非チェックしてみてください。
※本記事は主旨に沿っていないのでイベントに参加していません
この記事を投稿しようと思った背景
- 最近AI(主にChatGPT4)ブームにより話題が増えている
- 正否は問わず回答を得る機会が増加している
- 上記に伴いQiita公式が懸念している事象が増える可能性がある
- Qiitaの通知は来るけど意外と詳細を読んでいない人もいるのではないかと思った
- Qiitaユーザーが記事にすることで少しでも目に入ることを期待している
先に結論
お知らせ内に全て書いてありますが、特にガイドライン内の
事実検証をせずにAIが生成した内容そのまま
ということに注意しましょうという話です。
本題
筆者自身はAI活用に否定的ではありません。
しかし、主に「ChatGPT」が注目を浴びるようになってから
「対話形式で回答してくれる」というお手軽さ故か、
「質問丸投げ」かつ「AIの回答が絶対(若しくは非常に正確)だと盲信する」
ように読み取れるような状況も増えてきたと思われます。
上記のような状況を鑑みてQiita公式でも
「記事」、「質問」問わず
「AIが回答した内容の丸投げ」が散見することを
警戒してガイドライン改定が行われるのかと予想しています。
例:Java(面倒くさい方は読み飛ばしてください)
例えば、
「標準入出力を用いてキーボードから入力された値を
出力するコードを提示してください」と
AIに質問して以下のような回答が返ってきたとします。
(筆者が考えた仮定です)
package foo;
import java.util.*;
public class Main {
public static void main(String[] args) {
System.out.println("何か入力してください。");
try {
Scanner scan = new Scanner(System.in);
String str = scan.nextLine();
System.out.println("入力した文字は「" + str + "」です。");
scan.close();
} catch (Exception e) {
System.out.println("例外が発生しました。");
}
}
}
確かに動作します。が…
分かる人であれば、
必要以外のライブラリをimport java.util.*;
でインポートしている、
catch (Exception e)
の例外処理しか無い、
などなど様々な粗が見つかるはずです。
しかし、事実検証をせずにAIが生成した内容そのまま だと
Qiitaで「[Java]入力した文字を出力したい」等の質問があった場合に
「学習しておらず検証もしていない人」が上記コードを貼り付けて
「分からない質問者に不明確な回答をする」という状況が発生する可能性があります。
さいごに
個人的な意見を述べると上記は非常に恐ろしいことで、
極論「分からない人(質問者)」に対して「分からない人(AI利用)」が
回答している状況になります。
Qiitaが提示している
「エンジニアにとって再利用性・汎用性の高い」情報とは程遠くなります。
是非とも「はじめに」で提示したお知らせを
読むことをお勧めします。