Rubrikユーザー会に参加してきました!
本日、Rubrikユーザー会 & 2024 Winter Releaseに参加してきました!
前回のRubrik FORWARD TOKYO 2023に引き続き、今回も大阪からの参戦です。
前回のイベントの様子はこちらです
ユーザー会とは?
基本的にはRubrikの製品を導入している企業向けに、今後の展望や新機能を紹介する場として開かれます。
あとは、Rubrik社の営業から紹介のあった企業が参加できるイベントのようです。
(おそらく誰でも参加できるイベントって感じではない)
配布物
※前回同様、粗末な画像ですみません。。。
PCのスタンドでした。複数モニターを使用するときに使えそうです。が、今使っているものがあるので、家で保管することにします。
あとはマグカップをもらえました!
かわいかったので、リモートワークの時にコーヒーを飲むときに使おうと思います!
ユーザー会の内容について
ユーザー会の中で、「これはまだ未確定...」といった内容もあったので、その部分は省いて書きていきたいと思います。
大まかに以下の内容で進行していきました。
①RubrikのCDMバージョン9.1のアップデート情報
②日立製作所とRubrikの協業(VSPとRubrikの連携)
③富士ソフトとRubrikの協業(Rubrikのサービス化)
④某化学メーカーでのRubrik事例
順に内容と感想を書いていきます。
①RubrikのCDMバージョン9.1のアップデート情報
そもそも知らなかったのですが、Rubrik CDMのアップデートは夏と冬に年2回あるようです。
そして、バージョンが発表され、メジャーリリースされてから18か月でバージョンサポートが切れるようです。
(覚えておきます...)
様々な新機能が紹介されましたが、おおっと感じたものだけいくつかピックアップします。
1. vSphere仮想マシンの構成ファイル(vmdk,vmx,nvramなど)をRubrikで取得したバックアップからダウンロードできるようになった!
想定される用途としては、ランサムウェア感染時のフォレンジクス調査のために全く別の環境に、感染したと思われる仮想マシンを立てるために使用するようです。
確かにバックアップデータから仮想マシンの構成ファイルをダウンロードができれば、外部の仮想環境に立てたり、外部ベンダーに調査を依頼するなどの対応ができるため、有用だなと感じました。
2. Hyper-Vでの仮想マシンファイルのダウンロード
vSphere環境の仮想マシンと同様、Hyper-V環境の仮想マシン構成ファイルもダウンロードできるようになったようです。すごい。
3. 仮想マシンテンプレート自体のバックアップが可能になった!
これは、僕がRubrik導入を担当した顧客からも問合せのあった事項なので、追加されてよかったなと思いました。
同じような仮想マシンを複数台立てるときは、テンプレートがあれば便利なので、そのバックアップを取得できるのであれば安心です。
4. Azure Blob Storageのバックアップに対応
今までのバージョンではAWSのS3には対応していましたが、Azureのオブジェクトストレージ自体のバックアップには対応していませんでした。
それを最新のバージョン9.1では対応したようです。
そもそもAWSやAzureにバックアップのサービスあるから要らないのでは?と思いましたが、
AWSやAzureが複数個のアカウントにまたがっている場合、それぞれのアカウント内でバックアップの設定/管理を行う必要があります。
実際の運用者の立場になって考えると、管理する対象が増えれば増えるほど、Rubrikでバックアップを一元管理するメリットがあるのかなと思いました。
(こういう視点がまだまだ自分に足りていないなと痛感しました。。。)
②日立製作所とRubrikの協業(VSPとRubrikの連携)
日立製ストレージ Hitachi Virtual Storage Platform (VSP)とRubrikの機能を連携させることで、vSphere仮想化基盤ホストに負荷をかけずに、バックアップが取得できるといった内容でした。
vSphere仮想化基盤の知識として、スナップショットの作成/削除時や、VADPを使用したバックアップには基本的に仮想化基盤ホストに負荷がかかります。
詳しくは割愛しますが、仮想マシンのスナップショット作成時には仮想マシンのメモリ状態を保存するメモリファイル(vmsn)が作成されます。
スナップショットの削除時(VADPを使う場合も同じ)には、差分をため込んでいる仮想マシン構成ファイル(delta)と元の仮想マシン構成ファイルが統合されます。
これらの挙動を行うため、一般的にパワーオン状態の仮想マシンのスナップショットの作成や削除は一時的に、仮想基盤のホストに対して負荷がかかることになります。
特に日常的に高負荷のサーバーだと、仮想マシンがスタン状態になる可能性もあります。
Rubrikで仮想マシンのバックアップを取得する際にも、スナップショットの作成&削除といったことはもちろん実行されます。
これを、VSPとRubrikで機能連携することで、負荷を与えずにバックアップが取れるといった内容になっています。
※内部的な流れとしては、仮想マシンのスナップショットをホスト側で作成するのではなく、VSP側でバックアップ用コピーデータの作成を行い、Rubrikに送るイメージのようです。
(間違っていたらすみません...)
なので、日常的に高負荷であるサーバーのバックアップや、一瞬でも接続が切れると困るサーバーのバックアップにはよいと思いました!
富士ソフトとRubrikの協業(Rubrikのサービス化)
Rubrikの導入にあたって、価格面で導入を断念する...といった顧客も一定数いるようです。
そこで初期費用を抑えるために、富士ソフトからRiviivといったサービスが発表されました。
通常のバックアップソリューション導入の流れだと、作業費や機器代、ライセンス台といった初期費用に加え、自社のデータセンターなどにラッキング(もしくは仮想マシンとして構築)する必要があります。
このサービスを利用する場合、月額単位でRubrikを導入することができるようです。
バックアップやリストア操作、その他保守対応もすべてサブスクリプションの料金に含まれているようなので、初期費用を抑える面ではよいのではないかと思います。
④某化学メーカーでのRubrik事例
実際の導入に至った経緯や現在の運用における良い点、悪い点をお話いただきました!
導入までの流れが生々しく、ランサムウェアの脅威を再確認させられました。
また、セッションの中ではRubrikの営業ともやり取りがあり、会場には笑いが生まれてました。
懇親会(ネットワーキング)に参加
普段からお世話になっているRubrikの技術者の方や、営業の方とあいさつができました!
これからもよろしくお願いします!
さいごに
Rubrikのイベント参戦のために、東京に来るのはこれで2回目になります。
前回と同じ締めになりますが、イベントを開催していただいたRubrik社の皆様、登壇いただいた皆様、Rubrikのイベント参加機会を与えてくれた会社の方々、皆様ありがとうございました。
これからも精進してまいります。