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MuleSoft で B2C Commerce を利用してみる(B2C Commerce 利用編)

Last updated at Posted at 2022-11-29

※ これから記載する事項は、私が所属する会社とは一切関係のない事柄です。

今回の記事では、前回の「MuleSoft で B2C Commerce を利用してみる(事前準備編)」に引き続き B2C Commerce へ MuleSoft のコネクターを利用して接続する方法を紹介します。
コネクター内ではSalesforce B2C CommerceのヘッドレスAPIを利用しているので、ヘッドレスAPIについて知りたい場合は先日紹介した下記のQiita記事を参考にしてください。

また、Mulesoft の B2C Commerce へ繋ぐコネクターのヘルプは下記になるので、こちらも参考にしてみてください。

さらに、B2C Commerce コネクタを利用したユースケースが MuleSoft から公開されています。その中の「Accelerator B2C Commerce System API - Implementation Template」はデータ系のAPIを呼ぶ良いサンプルなので、一度ダウンロードしてみるのもおすすめです。

前提

  • 今回自身のローカル環境で使用した Anypoint Studio は Version 7.12.0 を利用しています。

モジュールの追加方法

まず、コネクターモジュールをローカルにインストールする方法を紹介します。
Anypoint Studio の右ナビから「Search in Exchange」をクリックして、ポップアップを開きます。
スクリーンショット 2022-11-22 12.07.27.png

任意の言葉でモジュールを検索し、追加します。
スクリーンショット 2022-11-22 12.08.17 (1).png

追加されたモジュールが右ナビに表示されていたら完了です。
スクリーンショット 2022-11-22 12.09.04.png

データ系APIを呼ぶ

今回はデータ系APIの顧客情報を取得したいと思います。内部ではSCAPIの「Get Customer From Customer List」を利用しているようです。
データ系・ショッパー系についてはこちらをご覧ください。またSCAPIとOCAPIの違いについてはこちらをご覧ください。

まずは、モジュールの追加方法を参考に「Salesforce Commerce Cloud B2C Data Connector - Mule 4」を追加します。
モジュールをクリックした状態で「Get Customer in Customer List」を任意のフローへドラッグ&ドロップします。
スクリーンショット 2022-11-22 17.59.08.png

ドラッグ&ドロップしたモジュールを選択した状態で、「+」ボタンをクリックし、接続設定を追加します。

スクリーンショット 2022-11-22 12.09.40.png

「General」の入力ボックスに下記の内容を入力していきます。(通常は環境変数を使った方が良さそうですが、今回はベタ書きです)

スクリーンショット 2022-11-22 12.09.54.png

接続設定が追加できたら、顧客情報を取得するためのパラメータを下記のように設定します。

  • version
    • API のバージョン
  • Organization ID
    • Organization ID についてはこちらを参照
  • List ID
    • 顧客リストの ID。B2C Commerce の Business Manager 上から確認。
  • Customer No
    • リクエストボディの customerNo から取得

スクリーンショット 2022-11-22 12.09.40 2.png

取得した顧客情報はそのままレスポンスとして返すように「Transform Message」を設定します。
スクリーンショット 2022-11-22 12.10.44.png

最後にデプロイし、Postmanで実行して、顧客情報が取得できていたら完了です。
スクリーンショット 2022-11-22 12.24.50.png

ショッパー系APIを呼ぶ

今回はショッパー系APIの顧客情報を取得したいと思います。内部ではSCAPIの「Get Customer」を利用しているようです。
まずは、モジュールの追加方法を参考に「Commerce Cloud B2C Shop Connector - Mule 4」を追加します。
モジュールをクリックした状態で「Get Customer」を任意のフローへドラッグ&ドロップします。
あとはデータ系の設定と似ているので割愛します。

ヘッダーの「Authorization」をそのまま接続設定の「Authorization」に入れておきましょう。
スクリーンショット 2022-11-22 14.26.55.png

今回はMuleSoftを利用せずにトークンの取得を行いました。ショッパー系のトークンの取得方法は下記をご覧ください。

取得したトークンをベアラートークンとしてパラメータに渡し、APIを実行して顧客情報が取得できたら完了です。
スクリーンショット 2022-11-22 14.30.35.png

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