※ これから記載する事項は、私が所属する会社とは一切関係のない事柄です。
今回は CSV インポートを利用して B2B / D2C Commerce へバリエーション商品を登録して行きたいと思います。
登録する商品
今回は1つの親商品と4つの子商品を登録し、エンジンと年でのバリエーション商品を作成したいと思います。
商品名 | 種類 | エンジン | 年 |
---|---|---|---|
アクスル | 親 | ||
アクスル 2021 CX2300 | 子 | CX2300 | 2021 |
アクスル 2013 CX3100 | 子 | CX3100 | 2013 |
アクスル 2021 CX3100 | 子 | CX3100 | 2021 |
アクスル 2011 CX3100 | 子 | CX3100 | 2011 |
その他登録時ポイント
- 商品名とSKUは命名ガイドラインに沿って登録
- 画像は URL で登録し、全部同じ画像を利用
完成時の商品詳細ページ
1. 事前準備
商品属性の設定
設定 > オブジェクトマネージャ > 商品属性 に遷移し今回利用する属性を「選択リスト」として作成します。
登録の際は必ず利用する選択肢(例:2021, 2013)も作成してください。
バリエーション属性セットの作成
次にコマースアプリケーションから [コマース設定] を選択し、 [バリエーション属性セット] タブをクリックし、さらに「新規」ボタンでポップアップを表示します。任意の名前(今回はAxle Attr Set)を入力し、先ほど作成した商品属性を選択します。
2. CSV の作成
下記が作成した CSV です。
Product Name,Category 1,Category 2,Product isActive,Media Standard Url 1,Media Listing URL,SKU,Price (sales) JPY,Price (original) JPY,Variation AttributeSet,Variation Attribute Name 1,Variation Attribute Value 1,Variation Attribute Name 2,Variation Attribute Value 2,Variation Parent (StockKeepingUnit)
アクスル,その他/部品,全ての商品,true,https://s3.amazonaws.com/{省略},https://s3.amazonaws.com/{省略},1234,1000,1000,Axle_Attr_Set,,,,,
アクスル 2021 CX2300,,,true,https://s3.amazonaws.com/{省略},https://s3.amazonaws.com/{省略},1234-01,1000,1000,,Engine__c,CX2300,Year__c,2021,1234
アクスル 2013 CX3100,,,true,https://s3.amazonaws.com/{省略},https://s3.amazonaws.com/{省略},1234-02,900,1000,,Engine__c,CX3100,Year__c,2013,1234
アクスル 2021 CX3100,,,true,https://s3.amazonaws.com/{省略},https://s3.amazonaws.com/{省略},1234-03,900,1000,,Engine__c,CX3100,Year__c,2021,1234
アクスル 2011 CX3100,,,true,https://s3.amazonaws.com/{省略},https://s3.amazonaws.com/{省略},1234-04,1000,1000,,Engine__c,CX3100,Year__c,2011,1234
アクスル 2010 CX3100,,,true,https://s3.amazonaws.com/{省略},https://s3.amazonaws.com/{省略},1234-05,1000,1000,,Engine__c,CX3100,Year__c,2010,1234
ポイント
- 「Variation AttributeSet」に上記で作成したバリエーション属性セットを親商品に設定します
- この際 API 参照名を設定する必要があるのですが、1つの確認方法として開発者コンソールから下記の SOQL を実行して「DeveloperName」の値を確認してください
Select DeveloperName, MasterLabel from ProductAttributeSet
- 「Variation Parent (StockKeepingUnit)」に親の SKU(1234) を設定して親子を紐付けます。
- SKU だけでなく ID や商品コードでも紐付け可能です。詳細は CSV の項目をご覧ください。
- 「Variation Attribute Name 1」と「Variation Attribute Name 2」にそれぞれ属性名(
Engine__c
とYear__c
)を設定 - 「Variation Attribute Value 1」と「Variation Attribute Value 2」にそれぞれ属性の値を設定
- 「Category 1」「Category 2」に「全ての商品」「その他 > 部品」カテゴリに設定。
- カテゴリは親商品のみに設定します。商品の種類によって設定する内容が違いますが、種類ごとの設定内容の詳細についてはヘルプ「商品のクラス、バリエーション、および属性」をご覧ください。
- 価格表やエンタイトルメントも設定できますが、今回はデフォルトのものを使用するため設定していません。詳細は CSV の項目をご覧ください。
3. ストアへのインポート
コマースアプリケーションでストアの画面のタイルから [インポート] を選択します。
ファイルをアップロードし、 [インポート] ボタンをクリックし、商品をインポートします。
4. 検索の設定
商品をインポート後は、コマースアプリケーションでストアの画面のタイルから [検索] を選択し、 [検索可能な項目] に上記で作成した商品属性を追加してください。追加後は検索インデックスの再構築を忘れないようにしてください。