※ これから記載する事項は、私が所属する会社とは切関係のない事柄です。
今回は「B2C Commerce のその他 Salesforce 製品との接続」シリーズとして B2C Commerce と Salesforce Platform 上に構築されている Salesforce Order Management (以下 SOM) との plugin_ordermanagement というカートリッジを利用した接続方法を紹介したいと思います。B2C Commerce から SOM のデータを送信する方法は前半にて紹介します。
※ ここでは接続に関してのみ取り扱いSOMの内容は取り扱いませんのでご了承ください。
接続内容とポイント
※ plugin_ordermanagement の GitHub (Account Manager アカウント必要)から抜粋しています。
- ゲストユーザが注文を検索できる
- 登録ユーザが注文履歴を確認できる
- 注文のステータスを確認できる
- 返品・キャンセルができる
接続方法
1. Salesforce Platform への権限設定
設定 > 権限セット に遷移し、「OMSelfServicePermissionsSet」の「有功化された注文の編集」を有効にする。
2. Salesforce Platform と B2C Commerce の接続を行う
設定 > 注文管理 に遷移し、「B2C Commerce 接続」を有効にする。
設定 > クラウドツークラウド接続を管理 に遷移し、「新しい接続」ボタンをクリックすると、下記の画像のような入力ボックスが表示されるので、クラウドまたはアプリケーションは「Commerce Cloud」を選択。リモートテナント URL は B2C Commerce の Business Manager の URL を入力し、「接続を要求」をクリックし、Business Manager の画面へ遷移するので「Allow(許可)」ボタンをクリックし、さらに「完了」ボタンをクリックする。
3. B2C Commerce に plugin_ordermanagement カートリッジを設定する
実際の方法は plugin_ordermanagement の GitHub (Account Manager アカウント必要) みてください。ポイントとして下記の通りです。
- カートリッジのアップロードと有効化。(参考 Qiita「Salesforce B2C CommerceのSFRA開発環境セットアップ&デプロイ方法」)
- 商品オブジェクトへカスタム属性(
nonRMA
とnonReturnOrderRMA
)の追加 - 設定(APIバージョンや注文ステータス名の変更など)は
plugin_ordermanagement/cartridges/plugin_ordermanagement/cartridge/config/somPreferences.js
で行える。
接続データとポイント
- データに関しては固定のデータではなくカートリッジコード上の SOQL クエリから確認できます(例)
- 目視の確認では下記のオブジェクトを取得していました。
- OrderDeliveryMethod、CardPaymentMethod、FulfillmentOrder、Account、FulfillmentOrderShipments、Shipment、FulfillmentOrderLineItems、OrderSummary、OrderPaymentSummaries、OrderDeliveryGroupSummaries、OrderItemSummaries