※ これから記載する事項は、私が所属する会社とは切関係のない事柄です。
今回は「B2C Commerce のその他 Salesforce 製品との接続」シリーズとして B2C Commerce とMarketing Cloud の接続について紹介したいと思います。
接続内容とポイント
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collect.js
という Javascript を利用してユーザのアクティビティをトラッキングします。このトラッキングデータを利用してカート放棄時のメールのようなユーザーの行動に基づいた体験を提供できます - MC のリストへのユーザの追加、削除を行うことでメルマガの実施ができます
- 下記のようなトランザクショナルメールを MC から送ることができます(Transactional Messaging API ではなく Triggered Email を利用)
- アカウント - 登録、更新、パスワード変更、パスワードリセット、ロック通知
- お問い合わせ、ギフトの送信、注文完了
- B2C Commerce のジョブを利用してデータを MC に同期できます
接続例 - カートの放棄時のメール
カート放棄時にメールを送信する大まかな流れを下記に記載します。
より詳細なフローはヘルプを確認ください。またファイルの連携方法については Github のマークダウン(要 Account Manager アカウント)をご覧ください。
- あらかじめジョブで商品情報を FTP で CSV(PSV)アップロードし、Catalog にインポートすることで連携しておく
- あらかじめジョブで顧客情報を FTP で CSV(PSV)アップロードし、Data Extension にインポートすることで連携しておく
- 顧客のアクティビティを MC へ送信する
- Cart Abandonment トリガーの資格当てはまるユーザが発生すると Data Extension にレコードが作成される
- 作成された Data Extension レコードを Jorney Builder 利用してユーザにメールを送信します
メールの例
接続方法
接続方法については marketing-cloud-connector の README をご覧ください。
接続データとポイント
- B2C Commerce のジョブを使用して MC に同期される情報は下記の通りです
- 商品、顧客、コンテンツ、注文、プロモーション、キャンペーン
- 連携されるアクティビティデータは下記の通りです
- 全ページ、検索結果ページ、商品詳細ページ、カテゴリページの閲覧
- カートの投入、変更、削除
- 注文の完了