はじめに
今回、MacのターミナルでLinuxの標準教科書を使用してLinuxの学習を進めていたところ
ls -l
というコマンドが出てきました。
そこで、以前業務の中で「ll」を使用する機会が多々あったので今回も使ってみることにしました。しかし、ご察しの通り「ll」 コマンドは使用できませんでした。
hoge@fugaMacBook-Pro Desktop % ll
zsh: command not found: ll
本記事のゴール
コマンド「ll」で「ls -l」の挙動を行うようにしていきます。
なぜLinuxでは使えるのか
答えは「alias」に登録されているからです。詳しくは下記の記事をご参照ください。
「ll」はコマンドではなく、特定コマンドの別名として登録・定義された「alias」という物で、例えるならショートカットです。
なぜMacのターミナルでは使えないのか
「ll」は「ls -l」のエイリアス *11であると認識していないからです。
Macでエイリアスを認識させる方法
aliasコマンドを使用します。使い方は下記です。
「alias 省略形=省略したいコマンド」
alias ll='ls -al'
aliasコマンドは忘れっぽい
aliasコマンドを使用して定義したショートカットはターミナルを閉じたら、Macは忘れてしまいます。
Macにずっと覚えていてもらうには
「~/.zshrc」2にaliasの内容を記述してあげることで、ターミナルを閉じてもMacはショートカットを覚えてくれます。
最後に
「~/.zshrc」に普段、多用するコマンドを登録すると便利になるなと思いました。
すでに知っていらっしゃる方も多いと思いますが、自分の言葉でアウトプットする練習も兼ねて記事にしてみました。