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こんな感じで1on1やってます&話すことのテンプレート

Last updated at Posted at 2019-12-04

1on1アドベントカレンダー2019 day4の投稿です。

1on1アドベントカレンダーはこちら
1on1 Advent Calendar 2019 - Adventar

概要

1on1に関するアドベンドカレンダーというものを見かけました。

私は今までアドベンドカレンダーには参加したことがなかったのですが、
折角なので、今の時点での私の1on1の考え方ややりかたを書いておきます。
(基本的には会社の方針に沿ったものです)

会社や私の背景について

弊社は比較的長く1on1を人事施策として取り組んでおり、1on1を良くするための施策もあります。
1on1の集合研修だったり、1on1のコーチに実際の1on1を見てもらったりするものです。

私はというと、1on1を「上長側」としては5年くらいやっています。
1on1の研修は一通り受けましたが、他の人に実際の1on1を見てもらったことはないので、「私の1on1がすごい」とか思ってるわけではないです。

とハードルを下げておいてあれですが、なにかが参考になれば幸いです。

何のためにやるか

大きく下記のためにやっています。

  • 内省を手助けし、成長を促進させるため
  • メンバーが自分では解決できない課題を吸い上げるため(1on1以外の場でも良いけど)
  • 目標や自分の成長方針など、決めなければいけないものを話して決めるため

これらは、人事施策として人事が1on1に求めているものと一致しています。
逆に言えば、人事施策として1on1を行うのであれば、「それによってなにを実現したいのか」という目的を人事側(もしくは1on1をやろうと決めた人)から提示したほうが1on1が円滑にできると思います。

あとは、新しくメンバーになった人とは、まずはお互いを知ったり、信頼関係を作るというのも目的だったりする気がします。

じゃあ、そもそもこれらを何のためにやるのかというと「組織が成果を出し続けるため」であり、そのために「個人の情熱と才能を解き放つ必要があるから」ということになると思います。
あとこれは個人的にですが、何よりも、楽しく仕事をしてもらいたいと思っています。

個人が成長しないと組織の成果も頭打ちになりますし、技術や業務領域の動向についていけません。
情熱をもって楽しく仕事に取り組めないと、良い成果が出ないですし、期待をうまく汲み取れず離職してしまったりしますからね。

どのようにやるか

話すテーマ・ゴール

ここ1年くらいは「あなた(メンバー)が決めてくださいね」と伝えています。
ですが、何を話すか悩んでしまうメンバーが多く、そのような場合は下記をテンプレートとして渡しています。

実態としても、だいたいこれに沿って話をしています。

  • 主な出来事について
    • どういうことがあったか
    • 何を得たか、学んだか
    • 今後どうしていくか
    • 必要な支援はあるか
  • なんとかして欲しい課題はあるか
  • 悩んでる/困ってることはあるか
  • 決めないといけないことはあるか
  • 知ってほしいことはあるか(勤怠やイベント参加など)
  • 充実度合い(モチベーション)は100点満点でどれくらいか
  • 1on1でやりたいことができているか。

1on1の進め方

事前準備

メンバー側の準備としては、メンバーによって様々です。
上記の話すことを事前にメモしてくる人もいれば、その場で考える人もいます。

私の準備としては、こちらとして思っている話したい話題があるかどうかや、それについてコメント/アドバイスする必要があればそれについて考えたりします。

ファシリテーション

今はメンバーにファシリテーションをお願いしています。
何をどれくらい話すのが良いかは、メンバーが考えてほしいと思うからです。

普段会議のファシリテーションをやらない人にとっては、ファシリテーションの勉強にもなると思っています。

時間の使い方

課題や悩んでいることがあればそれについて、そうじゃなければ主な出来事について話している時間が長いです。
上に書いたとおりメンバーがファシリテーションをするので、何にどれくらい時間を割くかも、基本的にはメンバーがコントロールしています。

ただ、こちらとして話さないといけないこと、決めないといけないことがある場合は、「これ話したいな」と言って時間を取ってもらったりもします。

ツール

社内では「Confluence/コンフルエンス(以下コンフル)」というWebベースの企業向けウィキシステムがあるので、そこに上記を2人しか見えないページを作り、そこに記載して話をしています。

お互いにコンフルを見つつ、話したり追記したりしながら進めます。
見る方法は、ミーティングスペースでディスプレイに映したり、ビデオ会議で画面で共有したりと、メンバーが工夫してます。
コンフルが共同編集出来るようになると良いのですが、まだのようです。

以前は個別にメモを取っていたのですが、こうすることでお互いに見ているドキュメントが1つになるので、認識が一致しやすい気がします。
また、ToDoの欄を作っておくと、お互いに次回話すのを忘れないようになります。

実施頻度

基本的に毎週やっています。
お休みやイベントなどで日程を変更したり、スキップすることもありますが2週連続でスキップすることはないです。

コンフルのテンプレートというか例

参考までに私のものを載せておきます。
(私も私の上長と1on1をやっており、その際にも同じようにコンフルページを作ってやっています)

充実度グラフは毎回1行追加、
日付のところの表(下の例だと2019/08/08)は、毎回1テーブル作る感じでやっています。

充実度グラフ

image.png
※Qiitaでは画像ですが、コンフルを使うと下の表を元に自動でグラフを作成する機能があります

日付 充実度 コメント
2019/04/11 55 パフォーマンス目標のうまい建て方が見つけられない
2019/04/18 60 チームの新メンバーが開発チームに入ってスプリントが始まった!
2019/04/25 65 チームがコミットライン達成!
いい計画たてられるかな
2019/05/08 70 チームがコミットライン連続達成!GWでリフレッシュできた。
2019/05/15 40 難題が多い。。。
2019/05/23 60 目標立て終わった!
ドラッカー風エクササイズできた
2019/05/30 55 チームも順調に感じる(ただ進捗はA-には及ばない)
2019/06/06 60 チームはちょっと躓いているが、解決しようと頑張ってくれている。
目標進捗率を出して現実がわかった。評価関連が大変そう。
2019/06/14 40 評価たいへん
2019/06/24 70 評価の中間フィードバックが大変だけど、「確かにそうですね!」とか「やる気出てきた」とか言ってもらえるとテンションあがる
2019/07/04 60 開発進捗と事故で評価がやばい
2019/07/07 65 進んだ・・・!
腰が結構痛い。なんとか無事に週末を乗り越えたい。
2019/07/18 70 プロダクトの進捗が良さそう。
YYYYさんの歓迎会で行ったシェラスコ食べ放題が美味しかった。
腰痛は治ったようだ。
2019/07/24 40 事故が続いてしまった。
XXXXさんが来阪して色々話ができた。
2019/08/08 60 自分が休んでもチームが活動してくれている

ToDo

  • 筋トレやる

AAAAAさん

  • なし

話すこと

2019/08/08

お題 話したこと
主な出来事
 どういうことがあったか
 何を得たか、学んだか
 今後どうしていくか
 必要な支援はあるか
■ おやすみいただきました
色々まだ見れていないので、追いつきます。
部門全体会、プロダクトオーナー報告会、、、
■ 社員大会共有会
何人かから1on1で「やって良かった」と言ってもらえました。
ワールドカフェのファシリを出来て良い経験になりました。
■ どオフでセレモニー
オフラインに比べると、会話の間とかがあんまりだなぁ。
なんとかして欲しい課題 ■ BBBBBチームに動いて欲しい件
来週火曜日にいらっしゃるので、そこでCCCCCさんには話せる気がする。
悩んでる/困ってること 特にありません。
あー、腰が痛いことかな。。。
→筋トレやると良いらしい
決めないといけないこと
(目標など)
ありません
知ってほしいこと
(勤怠やイベント参加など)
■ イベント参加
8/19, 26, 9/3:Hack U OSAKAにメンターとして参加
8/30(金):現場で役立つ1on1の原則 参加
8/31(土):Mix Leap Study特別編 現場でDDD! 運営
9/2(月):Scrum Masters Night 運営
9/7(土) :Agile Japan 2019 大阪サテライト 参加
充実度合いを教えてください 表に記載
その他 ■ CSPO(認定スクラムプロダクトオーナー)研修どうでしたか?
戦略があってPBIの順番が決まる。
その戦略の認識があっていれば、チームもPOと同じように優先順位を設定することができる。

POとしてのポイントは下記
・常にROIを意識する
・問題に注力する
・論理的に考えて選択したことの説明をできる必要がある。
プロダクトバックログはPOが作らなければいけないわけではない。
POと同じように考えられるのであれば開発メンバーが作ったり、並び替えたりすることも出来るはず。
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