この記事の動機
赤ちゃんが生まれ、育児休業を取り始めて1ヶ月が経ちました。赤ちゃんは生後1ヶ月で少しづつ外出が出来るようになり、また生活サイクルが変わると思うので、このタイミングで最初の1ヶ月にどんなことをやっていたのかをまとめようと思いました。
また、市役所で話を聞くと、まだまだ男性が育児休業を取るケースは少ないようなので、これを読んだ誰かが「男性が育児休業を取るとどうなるのか」をイメージして、パートナーと相談したり、実際に取得してくれたら良いなぁなんて思い、書くことにしました。
状況や前提など
家族構成としては、妻、私、4歳の長男、そして新しく生まれた赤ちゃん(次男)の4人です。妻は産後なのでずっと家にいる状況です。そして私は育児休業で会社を休んでいる、つまり誰も働いていないという状態。あと、次男は保育園に通っています。今の家庭環境的に、保育園が預かってくれる時間は9時〜16時半までです。
タイムテーブル
妻と相談した結果、私は平日だいたいこんな感じで過ごしています。
青色は自分の時間、赤色は子どもを見ている時間、オレンジは家事、紫は自由時間と色分けしてみました。
分担の考え方について
可能ならば母乳で育てたいと考えています。また、産後1ヶ月は妻も次男も外出しないほうが良いそうです。なので次男は基本的に妻が見ることにしました。ただ、妻がずっと次男を見ていると睡眠の間ずっと寝ているような起きているような状態になってしまってしんどいので、20時半から1時までは妻がぐっすり眠れるように、私が起きて次男を見ることにしました。
それ以外で私が何をやっているかというと、まず外に出かける用事は完全に私がやっています。また、家事全般と長男を見るのは私がメインでやるようにしました。これは完全にというわけではなく、お互いにやれることをやるという感じで、割合的に私のほうが多いという感じです。
各項目の補足
■ 朝の支度、寝る支度
自分にプラスして、長男の支度も含まれていたりいなかったりします。朝は妻がまだ寝ていることもあるので、私が長男の支度もすることが多いです。夜はまあ、半々といった感じです。
■ 次男を見る
20時半から1時までは次男を見ると言いつつ、子どもが寝ている時は好きに遊べる時間になります。
■ 自由時間
ここは「自分が自由に使える時間」と言うよりは、「やらないといけないことに充てられる時間」という感じです。
■ 土日について
土日は、自由時間がなくなり、代わりに長男と遊ぶ感じです。
最初の1ヶ月でやったこと
上のタイムテーブルで「自由時間」となっている所でやったことをまとめます。
最初の数日
まだ妻は出産直後で入院している状態なので、病院に行ったり、妻と次男が帰ってくる準備で家の掃除をしたりしていました。事前に準備も進めていたので、この時はまだ時間に余裕があった気がします。
妻の退院後数日
出生届やら次男の保育園の手続きなどで、市役所に行くことが多かったです。あとは、会社に私物を取りに行ったりしていました。
それから
基本的に買い出しをしていることが多かったと思います。
■ 日用品や食料の買い出し
今まで生協で注文して自宅に届けてもらっていました。で、生協は週1回の配達だったので、肉や魚は冷凍を使っていました。買い出しに行く時間が出来たので肉と魚は冷凍をやめようということで、生協をやめて、日用品や食料はスーパーに買い出しに行くようにしました。
■ 新たに必要となる家電の買い出し
家の中での住みかたが変わり、結構家にいることが多くなったので、今までエアコンをつけていなかった部屋にエアコンをつけたり、ビデオレコーダーを買い替えたりしました。
■ 行事関係
お七夜(生後7日のお祝い)をしたり、お宮参り(生後1ヶ月くらいで氏神様に参拝する)に向けて子供の服を買ったりしました。
■ 友人関係
次男を見に来てくれた友人と話したり、あとはお祝いをいただくこともありましたので、そのお返し考えたり、見に行ったりしました。
■ 長男関係
今まで妻が買ってくれていた、長男の服とかを買い出しに行ったりしていました。
良かったこと・悪かったこと
良かったこと
やはり子どもをじっくり見れるというのは嬉しいです。特に生まれてすぐは成長が早いので、その過程を妻と長男と私の3人で一緒に見て、喜んだり悩んだりするのは、一緒にやっていてとても幸せであり、充実感があります。役割分担的に私は長男と遊ぶ時間が増えたので、長男と今までよりも仲良くなった・・・気がします。
あとは家にいる時間が長くなり、家の環境整備が捗りました。家具家電もそうですが、替えたいけどそのままにしていた食器とか、そういうのも妻と相談しつつ買ったりして、自分の家がより快適になっている気がします。
あと私は料理を作るのが結構好きなので、毎日食事を作るのが楽しいです。と言っても朝食は軽くだし昼食も昨日の残りとかで簡単に済ますので、夕食を頑張るという感じです。今まであまり買わなかったアジを買ってきて煮付けにしたり、豚肉の塊を買ってきてローストポークを作ったりしています。夕食も、今までは妻と長男が食べたあと、寝る頃に私が会社から帰ってきてひとりで食べていたのが、みんな一緒に食べるようになり、一家団欒という感じです。実際は長男のお箸のしつけなどで若干殺伐としていますが。
悪かったこと
悪かったことというか辛いこととしては、今まで妻がやっていた家事を私が担当するので、妻の「気にするところ」をうまく引き継ぐ必要があることです。うちの場合は買い物(特に日用品)が一番気になるようで、「この洗剤でこの金額は高い。私ならいくらいくらで売ってるのを見つけるまで待つ」とか「これならどこどこのほうが安い」とか「まだこれは予備を買ってこなくて良い」とか、そういうことを言われます。妻が安心して見ていられるようになりたいなと思っています(現状まだなっていない)。
あとは、これは育児休業は関係ないというか、育児休業を取っても変わらない点として、自分で使えるまとまった時間というのは減った気がします。私は結構ゲームでしかもオンライン対戦が好きなのですが、途中で次男が泣くと次男を見ないといけないので、途中抜けで迷惑がかかるオンライン対戦ゲームがほぼ出来なくなりました。これは次男が成長して、ある程度まとめて寝てくれるようになったら出来る様になるかなぁと思っています。家電に紛れてNintendo Switch買っちゃったけど、スプラ2が出る頃はどうなってるかなぁ。
最後に
最後まで読んでいただいて、ありがとうございます。
いかがでしょうか。男性が育児休業を取った場合の生活が、少し想像できましたでしょうか。
これはあくまでも私が妻と相談して決めたものなので、「こういう家庭もあるんだな」という程度に参考にしてもらえれば良いなと思います。家庭ごとに状況やそれぞれ得意なこと、好きなこと、大事に思っていることも違うと思いますので、どういう分担をしてどういう生活をするかを相談して決めていくのが一番だと思います。
僕は長男が生まれた時も育児休業を取りました。その時も今回も思ったのは「夫が育児休業を取らないのは勿体無い」です。もちろん収入は減るし大変なのは大変なのですが、こんなにやりがいがあって楽しいことを奥さんに任せて「手伝う」だけなんて、という感じです。もちろん仕事をしながらでも出来ますが、やはりかけられる時間に比例する何かがあると思います。もっと育児休業を取得する男性が増えてくれたらいいなと思います。