トライアンドエラーとエンジニアの成長─人間関係にも応用できるか?
こんにちは、しゅんです。
4回目のポエムになります。今回はエンジニアにとってトライアンドエラーがいかに重要か、そしてそれが技術だけでなく人間関係や他の分野にもどう影響するかについて話します。
僕がずっと言い続けている言葉があります。それは、エラーとはお友達ですというものです。技術を学ぶ上での失敗は、むしろ次の成長へのステップであり、学ぶための貴重なヒントを与えてくれます。しかし最近、人間関係におけるエラーが技術とは異なり、簡単には修復できないことを身をもって感じています。僕の中で今も解決しきれていない悩みの一つです。
1. 技術でのトライアンドエラーは僕の成長を支えた
技術において、トライアンドエラーは避けられないプロセスです。
PCB設計やプログラミングでの失敗から学んだこと
PCB設計を始めた頃は、電流が流れない原因を探すために何時間も基板とにらめっこしていました。ハンダ付けも手が震えてミスばかりしていましたが、何度もやり直すことで少しずつコツを掴み、今では失敗を恐れず作業できるようになりました。
プログラミングでも、Python、C、C++、Java、どの言語も最初はエラーだらけでした。特にAIや音声認識のプロジェクトでは、モデルの学習が全然進まず、数日間何の成果も得られなかったこともあります。それでもエラーを修正するたびに理解が深まり、問題を一つ一つ解決することで今の僕があります。
技術のエラーは、次の正解を見つけるための道しるべです。
2. 最近の人間関係でのトライアンドエラーとその影響
技術のトライアンドエラーには慣れている僕ですが、人間関係のエラーがここまで自分を追い詰めるとは思いませんでした。特に、一番最初に日本でできた大切な友人関係での失敗が心に深くのしかかり、日常生活にも影響が出ています。
最初は、失敗しても謝罪して改善すれば問題ないと思っていました。ですが、何度も同じようなミスを繰り返してしまい、そのたびに「また失敗した」「相手の信頼をさらに失ってしまった」と自分を責め続けました。くよくよと失敗を引きずり、気持ちの切り替えができずに空回りする日々が続きました。
さらに、頑張っているつもりでも、他人から見たら何も変わっていないと思われているのではないかという不安に襲われ、「もっと変わらなきゃ」と焦るあまり、心の中で自滅してしまう状態になりました。もともと、十分な睡眠が取れていない状況もあり、精神的にも肉体的にも限界が来てしまい、ついに鬱状態になってしまいました。
布団から起き上がれない日もあり、学校の課題も進まなくなりました。夜になると失敗した場面が頭に浮かび、「信頼はもう取り戻せないんじゃないか」「これ以上何をしても無駄なんじゃないか」と考え込んでしまいます。心が疲れ果ててしまい、時には暴走するかのように、焦って無理な行動を取ってしまうこともありました。その結果、さらに誤解を生んでしまい、自分で状況を悪化させてしまったのです。
人間関係にはもちろん相手を諦めて、その前に築いた友人関係での失敗を次の関係に活かす方法もあります。 でも、僕はそうしたくありません。大切な人との関係を何度でも修復したいと思っています。簡単に「次に活かせばいい」という考えに逃げず、この関係を諦めずに大切にしていくことが僕の選択です。どんなに時間がかかっても、一つ一つ慎重に進むことが必要だと感じています。
失敗はたくさんしました。それでも、諦めることだけはしないと決めています。焦らず、一歩ずつ前へ進んでいきます。
3. 医療や飛行機のように、実践では許されないトライアンドエラー
技術や勉強段階ではエラーが歓迎されますが、すべての分野でそうとは限りません。特に、医療や航空の現場では、失敗が許されない場面が多くあります。
医療における誤診とその重さ
医療の現場では、誤診が患者の命に直結することがあります。そのため、医師たちは勉強段階で何度もトライアンドエラーを重ね、失敗から学ぶ必要がありますが、実際の診療ではエラーを最小限に抑えることが求められます。勉強段階でこそエラーから学び、実践で失敗しないための準備を整えることが重要です。
航空の安全性とトライアンドエラー
飛行機も同じです。離陸後に何かトラブルが発生すれば、乗客全員の命に関わります。そのため、エンジニアたちはシミュレーションで何千回もエラーを出し、それを修正して安全性を確保します。実践では一切のエラーを許さないため、準備段階でどれだけトライアンドエラーができるかが重要になります。
人間関係でもこれに似た部分があります。トライアンドエラーは勉強段階や気軽な友人との関係なら可能かもしれませんが、大切な人との関係では、同じエラーを繰り返してはいけないのです。
4. 僕が学んだ人間関係でのトライアンドエラーの重要性
最近の経験を通して、僕はただ謝るだけでは関係は修復できないことを学びました。大事なのは、同じ失敗を繰り返さないためにどう行動するかです。例えば、相手の言葉にすぐ反応するのではなく、一度立ち止まって「相手が本当に求めていることは何か」を考えるようにしました。
技術と違い、人間関係のエラーは慎重に対応しなければ逆効果になりますが、それでも諦めずに修復の努力を続けることで、少しずつでも信頼を取り戻せるのだと思っています。
5. まとめ:エラーはお友達、でも大切な人との関係は慎重に
技術においては、エラーは次の成長につながる大切な存在です。しかし、人間関係や医療、航空といった分野では、エラーが深刻な影響を与えることもあるため、慎重さが求められます。
僕が最近の経験から学んだのは、エラーを恐れる必要はないけれど、繰り返さないための努力は必ず必要だということです。そして何より、簡単に諦めるのではなく、一つひとつの関係を大切にしながら向き合い続けることが大事だと感じています。
「エラーはお友達。でも、大切な人との信頼は簡単に諦めない。」
失敗してもいい、ただしその失敗を無駄にしないで次に活かすことが重要です。最後まで読んでくれて本当にありがとう。