std::functionを使った関数の利用

std::functionとは

あらゆる関数ポインタ、関数オブジェクト、メンバ関数ポインタ、メンバ変数ポインタを保持できるテンプレートクラスです。これを使うことで柔軟で汎用的なコードを書くことが出来ます。

・functionの作り方

main.h

#include<functional>
class Input;

class Function
{
    //Updata関数で実行される関数を格納するfunction
    //引数なし
    std::function<void(void)>update_;
    //引数あり
    std::function<void(Input&)>update_;

    
    //functionと結び付けるupdate関数
    void NormalUpdate(void);
    void NormalUpdate(Input& input);
}

・functionと関数の結びつけ方

Function.cpp

void Function::Init(void)
{
    //std::bindを利用して関数とクラスのインスタンス（this）を
    //結び付けている。
    update_ = std::bind(&Function::NormalUpdate,this);

    //ラムダ式を利用して関数を結び付けている。
    update_ = [&](Input& input) 
    {
		NormalUpdate(input);
	};
}

・関数オブジェクトの実行の仕方

Function.cpp

void Function::Update(Input& input)
{
    //引数なしfunctionの実行
    update_();

    //引数ありfunctionの実行
    update_(input);
}

update_に結びついている関数を変更すれば、Update関数の中身を変更しなくともUpdateの動作を変更することができ、コードの柔軟性が向上します。