はじめに
ブラウザ上のIDEなんて使わないと思っていたのですが、いい使い方を思いついたのでCloud9を使うことになりました。
あくまで個別の例とはなりますが、自分がCloud9で環境構築した時の流れを載せます。
Cloud9 環境構築
Cloud9の環境を作成するところは、他に記載されている方も多いので割愛します。
以下は、Cloud9環境内で実施していきます。
yum アップデート
# yum アップデート
$ sudo yum update
Ruby インストール
Cloud9 では Ruby のバージョン管理ツールとしてrvm
が使用されているので、こちらを使用してインストールと管理をします。
# Ruby インストール
$ rvm -v
$ rvm list
$ rvm install 2.6.0
$ rvm --default use 2.6.0
$ rvm list
Git ソースコードインストール
Git にてソースコードを取得します。
# Git ソースコードインストール
$ git clone <URL>
$ cd <project_name>
Rails ライブラリインストール
yumでmysql-devel
をインストールする必要があります。ここで、少し時間をとってしまいました。
# Rails ライブラリインストール
# bundler ver.2 を使用しているため
$ gem install bundler:2.1.4
# 少しはまりました。
$ sudo yum install mysql-devel
$ bundle install
MySQL セットアップ
ここで一番時間を取られてしまいました。
RailsとMySQLの連携がうまく取れなかったので、一旦MySQLをアンインストールをしてから再インストールすることにしました。
MySQL アンインストール(うまく立ち上がらないため。)
# MySQL をアンインストール(うまく立ち上がらないため)
$ sudo yum remove mysql
$ sudo yum remove mysql-server
$ sudo yum remove mysql-libs
MySQL(MariaDB) インストールおよび起動
# MySQL(MariaDB) インストールおよび起動
$ sudo yum --enablerepo=remi,epel,rpmforge install mysql-server
$ sudo service mariadb status
$ sudo service mariadb start
# MySQL(MariaDB) 接続確認
$ mysql -u root -p
-> exit
Rails DB情報(database.yml)調整
# Rails の DB情報(database.yml)書き換え
password:
socket: /var/lib/mysql/mysql.sock
DB、テーブル作成、データ入力
# DB、テーブル作成、データ入力
$ rails db:create
$ rails db:migrate
$ rails db:seed
yarn インストール
ここからは、Reactなどwebpackerを使用しているプロジェクトのみ必要となります。
yarn をインストールします。
# yarn インストール
$ npm install --global yarn
$ yarn --version
package.json のライブラリインストール
# package.json のライブラリインストール
$ yarn install
# package.json 書き換え
"start": "rails s -p $PORT -b $IP & bin/webpack-dev-server"
サーバー起動
Rails でサーバー起動するためにはrails s
をするのが普通ですが、Cloud9ではrails s -p $PORT -b $IP
を実行する必要があります。
# サーバー起動
$ yarn start
# ブラウザで確認
Preview -> Preview Running Application
まとめ
もしかしたら一般的な例ではないかもしれませんが、どなたかの役に立てればと思い書きました。
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