はじめに
こんにちは!
AI技術が進化し続ける今、開発者にとってもAIをどう活用するかが重要なテーマになっていますよね。
そんな中、月額$20という手軽な価格で利用できる最先端の自律型AIエンジニア 「Devin 2.0」 が登場し、話題になっています!
これまで高額だったAIツールが手の届く価格になり、個人開発者や小規模チームでも使いやすくなったことで、開発プロセスが次々と進化していく予感です。
今回は、そんな注目のDevin 2.0について、簡単に分かりやすくご紹介します。
機能や料金プランの詳細だけでなく、どのような現場で役立つのかまで掘り下げてみました。
ぜひ最後まで読んでみてください。
1. はじめに
最新のAI技術を活用してソフトウェア開発を効率化したいと考えるエンジニアやスタートアップは増え続けています。
そんな中、Cognition Labs が提供する自律型AIソフトウェアエンジニア 「Devin」 が、月額$20から利用できるプランをリリースし、これまで月額$500からと高額だった敷居が大きく下がりました。
本記事では、Devinの特徴や料金プランの詳細、そして新プランがもたらす影響を解説します。
2. Cognition LabsとDevinの紹介
2.1 会社概要と開発経緯
Cognition Labsは、AI技術を応用したソフトウェア開発支援ツールの開発を行う米国の企業です。
従来からAIの大規模モデルやクラウドインフラを活用し、自動でコードを生成し、テストとデプロイまで一貫して行えるソリューションを提供してきました。
その代表的なプロダクトが、完全自律型AIソフトウェアエンジニア「Devin」 です。
Devinは、2024年12月10日にVersion 1.0が正式リリースされ、当初は月額$500からという価格設定で提供されてきました。
しかし、個人開発者にとってはハードルが高かったため、2025年4月3日にリリースされたDevin 2.0で、月額$20のCoreプランが登場し、多くのユーザーが手軽に試せるようになりました。
2.2 従来の料金体系との比較
- 旧プラン(Devin 1.0): 月額$500から
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新プラン(Devin 2.0): 月額$20から利用可能(Coreプラン)
→ 大幅な値下げによって、個人開発者や小規模チームが導入しやすい価格帯に
3. 料金プランの詳細
ここでは現在提供されているCoreプラン、Teamプラン、Enterpriseプランの3つについて解説します。
3.1 Coreプラン(月額$20)の特徴とACUの仕組み
- 最低月額$20のクレジットを購入して利用開始
- 1ACU(Agent Compute Unit)あたり**$2.25**
- 月額$20で約8.9 ACU(約2.25時間相当) を利用可能
- 同時最大10個のセッションを並行して実行可能
- ユーザー数の制限はなくチームでも利用可能
- API利用権限は含まれない(上位プランで提供)
- エージェントIDE、Interactive Planning、Devin Search、Devin Wikiなどの最新機能が利用可能
- Devinがアイドル状態のときはACUを消費しないため、無駄なコストを抑えられる
3.2 TeamプランとEnterpriseプランの違い
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Teamプラン(月額$500)
- 250 ACU分の利用枠が含まれ、1ACUあたりの単価は $2.00 に割安
- 250 ACUを超える追加利用分も自動チャージで継続利用可能
- 同時実行セッション数は無制限
- DevinのAPIアクセス権が付与され、外部ツール連携やカスタマイズが容易
- 優先サポート(専用Slackチャネル、オンボーディング支援、最新機能への優先アクセス)
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Enterpriseプラン
- カスタム見積もりで提供
- Teamプランのすべての内容に加え、エンタープライズ版Devin(最も高性能なモデル)の利用
- 自社専用のデータセットとの連携やカスタム版Devinの提供も可能
- VPCへのデプロイ、SAML/OIDCによるシングルサインオン、ワークスペースの隔離など高度なセキュリティ対応
- 専任のアカウントチームによるサポートと運用支援、大規模導入に適した課金管理
4. 新プランの魅力と機能
4.1 新機能(エージェントIDE、Interactive Planning等)の紹介
Devin 2.0では、以下の新機能が追加・強化されています。
- エージェントIDE: ブラウザ上でAIエンジニアをフル活用できる統合開発環境
- Interactive Planning: AIと対話しながら開発タスクを計画・実行
- Devin Search: 過去のコードやドキュメントを効率良く検索
- Devin Wiki: プロジェクト内ドキュメントをAIが自動生成・管理
4.2 同時実行セッション数やAPI利用権のポイント
- Coreプランは同時最大10セッション、Teamプランは無制限のセッションが可能
- API利用権はTeamプラン以上で提供されるため、自社サービスとの連携や自動化を図りたい場合は上位プランを選択すると便利
5. 提供開始時期と市場への影響
- 提供開始時期: 2025年4月3日にDevin 2.0が発表され、同時に月額$20のCoreプランが利用可能に
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市場への影響:
- 従来の$500からの大幅値下げによって、個人開発者や小規模スタートアップも試しやすくなった
- AIエンジニアを安価に導入できることから、ソフトウェア開発の敷居が下がり、開発スピードの加速や人件費の削減が期待される
6. まとめ
いかがでしたか?
Devin 2.0がもたらすAIエンジニアの世界、ワクワクしませんか?
特に、月額$20から使えるCoreプランの登場は、多くの開発者にとって大きなチャンスですよね。
これが、本格的な利用への第一歩となるのではないでしょうか。
1円も払いたくないという方については、以下の記事を読んで Devin のオープンソース化と言われる 「OpenHands」 を試してみて下さい。
この機会にぜひ、あなたのプロジェクトにも最新のAI技術を取り入れてみてください!