イチから始める作曲入門です。今回はBGMから歌詞まで全部自分で作ります。
作曲の流れ
作曲の基本的な流れは、(1)BGMを作る、(2)BGMからリズムを作る、(3)リズムに歌詞を入れるという流れになります。あくまで個人的なものなので、各々が好きなように歌詞から作ったり、リズムから作ったりして良いと思っています。
まず、BGMをとっかかりとして作曲することを考えるわけですが、Chordana Trackformerを使うと便利です。
次に、殆どの作業は、DTMであるStudio Oneから行います。
これは、初音ミクV3に付属しているものです。
ちなみに、このアプリは個人的にはあまりおすすめしません。両方をちょっとだけ触ってみた感触でいうと、私はCubaseのほうが良いかなと思っています。
ただし、ボーカロイドである初音ミクと連携できているため私はCubase
ではなくStudio One
を使っています。
まあ、私は初心者ですし、アプリにはあまりこだわりとかありません。しかし、Studio Oneはなかなかにバグがあるアプリだとは思っていますし、割りとバグを踏んでたりします。
BGMを作ろう
私は作曲の知識、音楽の知識はゼロです。といっても、それ以外のすべての分野における知識は割りとゼロなので音楽知識もゼロだというだけですが、音符すら読めません。
私の音楽知識では、取っ掛かりとなるものがなければどうしようもありません。
したがって、まずはBGMをとっかかりとして作曲することを考えるわけですが、Chordana Trackformerを使って作ったものを使います。
このアプリは、マイクから音を読み取って自動で作曲(BGM)してくれるアプリで、適当に好きな曲でも流してアプリで読み取って調整します。
出来上がったものは、.mid
形式でメールにでも下書き保存し、あとからそれをPCでダウンロードするのが良いでしょう。
リズムを作ろう
次に、先ほど保存した.midをStudio Oneで読み込みます。
読み込んだ後は、ライブラリから初音ミクを追加(起動)しましょう。
ここからはボカロエディタ(初音ミク)での作業になります。
ボカロエディタからも.midを読み込みます。
すると、色々な音階が付いたチャンネルが追加されます。
この中から良いものを探し、組み合わせ、修正してBGMに合ったリズムを作ります。リズムにはその後、歌詞を乗せることになります。
ここからは感覚的な判断が重要になってきます。サンプルとして作った曲は以下になります。
歌詞を入れよう
最後に先ほど作ったリズミに歌詞を入れていきます。
歌詞の入れ方ですが、とりあえず思いついた単語を適当に入れていきます。文章でも構いません。
そして、流してみて1/10くらいの確率で音と歌詞がマッチする部分があります。
それを残して、あとは消します。歌詞を消すというのは、ら
やー
を入れると良いでしょう。
これを繰り返していくうちに、なんとか聞けるようになってきたと思ったら完成間近です。
一旦、作業をやめて明日もう一度聞いてみることにしましょう。理由は後述します。
次の日に修正しよう
作ってる時は良いと思った曲でも、一日間を置くことで、「なんでこれがいいと思ったんだろう」ということになります。
なので、次の日にまた修正します。
だいたいここまでやると完成ですね。
もちろん、「まだまだ」という場合もあるでしょうし、クオリティをもっともっと高めたいという場合もあるでしょう。
そのような場合は、新しい曲を作っている合間にでも作業すると良いでしょう。
なぜクオリティを高めるより新しい曲を作ったほうが良いのか
これは初心者前提の話なのですが、クオリティを高める作業は、同じ場所を行ったり来たりするような非常に非効率な作業でした。他の人は違うかもしれませんが、私の場合はそうでした。
同じ箇所に同じ修正を入れたり、消したりの繰り返し。クオリティといってもなにをどうすればいいのか全く分かりません。
なので、新しい曲をクオリティを意識し作り始めたほうが気付きは多いだろうと思います。
何度も作ることで自然に新しい気付きは芽生えると思います。そのほうが無駄な作業をするより効率が良いと考えました。
もちろん、やり方は人それぞれです。
なので、クオリティを高める作業に集中したい人もいると思います。
その場合、既存の曲を参考に、ある程度当たりをつけてみると良いかもしれませんね。
でも、時間がかかりそうなので、私は苦手です...。