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Vimを使う上で、覚えておくべき3つのこと

Last updated at Posted at 2014-03-20

はじめに

Vimを使いたい人は、以下に紹介する3つの操作方法を覚えているだけでも、便利に使えると思います。

q

まずは、qa記録したい操作qという順にキーを押すことで、自身が行った操作手順を記録し、それをいつでも呼び出せます。

キー 内容
qa 記録開始
編集 なんでもいいので編集する
q 記録終了
@a 記録した編集を実行する

ちなみに、ここで使うaはレジスタの指定なので、bcなども使えます。

このような操作はマクロと呼ばれることがあります。

試しに、一度、やってみるといいでしょう。

  1. 手順は非常に単純です。操作はなんでもいいので、qaを押した後、編集したい部分を自分なりの操作方法で編集します。

  2. ちなみに、移動も記録されますので、繰り返したい場所に移動するまで記録しましょう。

  3. 最後に、4@aなど回数を指定して、マクロを実行します。

  4. すると、記録した編集手順が4回実行されることになります。

このようなマクロは、日常的に使っても良いし、難しい編集を繰り返す場合にも使えます。

何度も使いそうな手順は、とにかく記録し、保存しておく癖をつけましょう。

ちなみに、aの部分を変えると、幾つもの手順を保存しておけます。例えば、qbで保存を開始したとすると、@bで使えます。

Vim初心者のかたは、とりあえずこれだけ覚えておけば良いと思うのですが、後、2つくらい便利そうなコマンドがあるので紹介しておきます。

.

.(ドット)

直前の操作を繰り返すキーです。

*

*(アスタリスク)

カーソル下の単語を検索するキーです。

さいごに

ということで、Vimを使う人は、以下のキーを覚えておきましょう。

キー 内容
q レジスタ(a-z)を指定し、編集を記録するキー。記録停止はq、実行は@+レジスタ
. 直前の操作を繰り返すキー
* カーソル下の単語を検索するキー

ちなみに、マクロqは、レジスタを大文字で指定すると、マクロを元の値(操作)に代入(追加)できます。

レジスタの確認は、:reg a(レジスタ)で出来ます。

この場合、操作の追加は、qAになりますね。

100@aとすると、マクロの実行回数(この場合は100回)も指定できるので、便利です。

Vimは、いろいろな操作に回数を指定できるので、覚えておいて損はないかと思います。

キー 内容
100yy 100行をコピーする
100p 100回貼り付けを行う
100dd 100行削除

補足

Vimは、以下の様な操作が脚光を浴びがちですが、ドットやマクロも便利ですよ。

キー 内容
de 単語の最後まで削除
daw 単語を削除
dib 括弧内を削除
dap かたまりを削除
dvip かたまりを最初の行以外削除

ちなみに、dの部分は、削除(Delete)を意味します。この部分を入れ替えることで、ヤンクy、置換cなどにも使えます。

そして、このような操作の場合、aは「外側も含め」を意味し、iは「内側だけ」を意味することが多いです。

最後の行は、その対象を現す場合が多いです。例えば、w単語の意味。

つまり、それぞれのアルファベットが意味するところを覚えておくと、実践で使えるようになります。

yaW -> 単語(W)を外側も含め(a)、ヤンク(y)する

diw -> 単語(w)を内側だけ(i)、デリート(d)する
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