Android 6.0へのアップデートとRootログイン
Android v6.0:
Android 6.0のイメージです。個別に、boot.img
,system.img
,recovery.img
がありますが、その解凍ファイルを解凍して、この中では、system.img
のみflash
して端末のsystem
領域に書き込みます。
Twrp v2.8.7.0:
リカバリモードのイメージです。flash
でrecovery
領域に書き込みます。
SuperSU v2.52:
SuperSUのインストールは、Twrp
のリカバリモードから行います。具体的にはadb push supersu.zip /sdcard
してからInstall
するか、Advanced
からadb sideload supersu.zip
します。
SuperSU Boot:
Android 6.0にSuperSUをインストールするには改造したbooot.img
が必要になります。このイメージをflash
します。
http://forum.xda-developers.com/apps/supersu/wip-android-6-0-marshmellow-t3219344 (razor)
前提として、開発者モードをONにして、USBデバッグを有効にして、PCと端末をUSB接続、許可しておいてください。
$ adb reboot-bootloader
$ fastboot erase system
$ fastboot flash system system.img
# このboot.imgはsupersuのものにしてください。
$ fastboot flash boot m-boot.img
# リカバリをtwrpのカスタムリカバリにします
$ fastboot flash recovery twrp.img
$ fastboot boot twrp.img
# twrpにてadb sideloadを実行します, Advanced - ADB Sideload
$ adb sideload BETA-SuperSU-v2.52.zip
# または、twrpにてinstallします, Install - BETA-SuperSU-v2.50.zip
$ adb push BETA-SuperSU-v2.52.zip /sdcard
$ adb reboot
その他
その他、重要ではない説明を以下で行います。
開発者モード
設定 -> タブレット情報 -> ビルド番号
を10回以上タップします。すると、設定 -> 開発者向けオプション
という項目が表示されます。
バックアップ
私はバックアップ取りませんでしたが(大して重要なデータもないし)、手動でアップデートする場合は、バックアップが推奨されています。また、この手順でルート化が必ず成功するとは限りません。時にクリーンインストールしてでしか成功しない場合もあるようですし、成功しない場合もあるみたいです。場合によっては、端末が起動しなくなる恐れもありますので、ルート化には自己責任かつ最新の注意を払って行ってください。
クリーンインストール
ここで解説した方法では、クリーンインストールせずに、個別の設定などは残ります。クリーンインストールとは、いわゆるリカバリのことで、個人データなどは全て削除されます。注意してください。
クリーンインストールする場合は、flash-all.sh
を使います。Windowsには、flash-all.bat
が用意さています。
$ ./flash-all.sh
CF-Auto-Root
端末によっては、CF-Auto-Rootが必要になりますが、Android 6.0に対応しているとは書いてありませんので、実行は自己責任でお願いします。こちらで確認したところ、Android 6.0でも有効に動作し、SuperSUがインストールされRootが有効になりました。
$ adb reboot-bootloader
$ chmod +x root-mac.sh
$ ./root-mac.sh
adbコマンド
Android SDK Toolsをインストールしていない場合は、以下の記事で最小構成のインストール方法を書いています。具体的には、パッケージマネージャーをインストールして、adbコマンドが入ったパッケージであるAndroid SDK Platform Toolsをインストールしましょう。
# バージョンは最新ではないので、URLは自身で取得してください
$ curl -O http://dl.google.com/android/android-sdk_r24.3.3-macosx.zip
$ mv android-sdk-macosx ~/Applications/
# パッケージマネージャーが起動します(起動にはJavaが必要)
$ ~/Applications/android-sdk-macosx/tools/android
# ここで Android SDK Platform Tools をインストールすると android-sdk-macosx/platform-tools/ 以下にadbコマンドなど各種がインストールされます
$ yaourt -S android-sdk-platform-tools
$ export /opt/android-sdk/platform-tools