はじめに
Live2Dというのは、簡単にはイラストを書くパーツに分割し、それにモーションを付けて自然に動かしたりするツールのことです。
前回までは、既存のモデルを活用していましたが、今回は、オリジナルモデルを試しに作成し、動かしてみるまでの手順を紹介します。
必要なもの
Live2Dでオリジナルモデルを作成する方法
最も簡単な方法を紹介します。それは、既存のPSDファイルを編集してオリジナルモデルを作成する方法です。
もちろん、個人使用の場合は、公開されているデータである以上、著作権等の問題も生じません。
まず、EpsilonのPSDをダウンロードします。そして、それを自身が使っているお絵かきソフトで編集したいパーツのみ編集します。私の場合、GIMPでパーツをPNGで書きだして、AndroidのCloud Alpacaのアプリで編集しました。編集したのは、髪の毛と服です。
通常、PSDはPhotoShopの形式ですが、GIMPでも開けます。ただし、この場合、GIMPでは、PSDをエクスポートする時に、何故かレイヤーグループが破棄されてしまうため、そのままLive2Dのモーションをつけようとすると不都合が出てきます。注意してください。回避方法募集中。
次に、Paint.netをインストールし、C:/Program Files/PaintNET/FileType/
にPaint.NET PSD Pluginの.dll
を入れます。READMEに書いてありますので、パスなどはご自身で判断してください。
そして、サンプルのPSDをPaintNETで開いて、先ほど編集したPNGをレイヤーの適切な箇所にあてます。
これをPSD形式で保存すれば、Live2D Cubism Modeler
で開けます。開いたあとは、メニュー -> ファイル -> テンプレート適用
をします。
問題点
現在確認できている問題点を書き出します。
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GIMPでPSDをエクスポートすると、レイヤーグループが統合されてしまう
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Fire Alpaca, Cloud AlpacaでPSDを書き出すと、カラーがおかしくなる
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Windows版のLive2D Cubism Modelerでサンプル版PSDにテンプレートを適用すると、口元の描写がおかしい。しかし、Mac版の場合は問題ない
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Windows版のLive2D Cubism Modelerは、VirtualBox Guest Additionの3D機能をONにしていると、起動しない
問題解決方法を募集中。