はじめに
Code With MeというJetbrains向けの共同開発機能が2020/08/27にEarly Accessとして公開されました
要するにIntelliJ向けVSCode Live shareみたいなものです
上のコメントによると
日付 | 内容 |
---|---|
2020/08/27 | JetBrains IDEs v2020.2.1向けのCode With Me EAPプログラムを開始 |
2020/09 | Code With Me EAPがJetBrains IDEs v.2020.2.x向けのMarketplaceからインストールできるようになる |
2020/12 | Code With MeがJetBrains IDEs v2020.3のメジャーリリースに同梱されるようになる |
とのこと。
すこし動画撮ってみました
Code With Meいい感じで動くな pic.twitter.com/4N7gW1HqyF
— しゅう (@syu_chan_1005) September 1, 2020
インストール
ここをしっかり書いてしまうとあまりEAPの意味を理解せず使ってしまうかもしれないので簡単にしか書きません
- 公開及び配布を行なっているコメントよりアンケートに回答し、メールを受け取る
- メールにURLがあるので、アクセスし、自分が使いたいIDE用の
**_codeWithMe-plugin-**.zip
をダウンロード - IDEを開き設定の
Plugins
から歯車マーク
->Install plugin from disk...
を選択し、DLしたzipを選択する
また、現在対応しているIDEは
- IntelliJ IDEA
- PhpStorm
- PyCharm
- WebStorm
- AppCode
- RubyMine
- CLion
の7個です。
機能
概要
基本的にはVSCode Live shareに似ています。
共有したプロジェクトのコード閲覧や、ホストのマシン上でBuild/Run、ホストマシンのTerminal操作などが行えます。
コードの共有
Code With MeではURLを発効し、それを相手に伝えることで共同編集が可能になります。
IDEを開くと新しくCode With Me
menuが表示されます。
このメニュー内からEnable Access and Copy Invitation Link
を選択すると、https://code-with-me.jetbrains.com/****
のようなURLが生成され、クリップボードにコピーされます。
このリンクを共有するとIntelliJ Client
とう新しいソフトウエアがインストールされ、共同編集することができます。
また、IntelliJ Clientから新規に接続をしようとするとホストマシン上で下のようなダイアログが表示され、共同編集を拒否することも可能になっています。
共有が開始されると、Main toolbarに接続しているユーザーが表示されます。
コードの編集
同じファイルの同時編集はもちろん可能です。
コード保管も表示され、Indexesはホストマシンのものを使うため、比較的軽量です。
ただし、IntelliJ Clientという新しいソフトウェアを導入するためKeymapやPostfix Completionなどは標準のものしかなく、すでにインストールされているIDEやホストから引き継がれることもありません。
また上記のメニュー画面のスクリーンショットにもありますが、
Jump To
(選択したユーザのキャレット位置まで移動する),
Follow
(選択したユーザのキャレット位置を追従する)(1方向),
Full sync mode
(選択したユーザとキャレット位置を完全に共有する)(双方向)
などの機能もあります。
また、以上の機能を利用しているときにはキャレット位置やWindowに枠線等が付き、わかりやすくなっています。
おわりに
まだまだ対応しているIDEは少ないですが、EAPながら軽快に動作します。
しかし、このCode With Me
は2020.2.1以上でなければホストができないため、Android Studioなどではまだ動作しません。(Canaryリリースがされていないだけでビルドされている形跡はありますが、、、)
2020/12の正規リリース後に、Android Studioなどへの対応や、チャット機能などがつくと嬉しいですね。
また、他プラグインによる拡張が可能になればVSCode Live shareのように拡張されていくと思うので楽しみですね。