Power Automate Desktop「UNIX時間のこと」

概要

Power Automate DesktopでUNIX時間を日本標準時（JST）に変換します。某APIのドキュメントで見慣れない時間表記があったので調べました。下記のようなJSONで「1234567890」っていつのこと？Power Automate Desktopではどのように変換するんだという話です。

JSON

{
  "order": [
    {
      "key": "abcd",
      "orderdatetime": 1234567890,
      "dispatched": 1235431895
    },
    {
      "key": "abce",
      "orderdatetime": 1235531898,
      "dispatched": 1236895896
    }
  ]
}

環境

• Windows 10Pro 21H1
• Power Automate Desktop 2.13.163.21263

注意事項等

• 2021年10月の情報です。
• Windows 11の環境は持っていないので試していません。
• 私が使用しているバージョンでの表記はPower Automate DesktopとなっているためPower Automate for Desktopにしていません。

UNIX時間のこと

ざっくりまとめると
UNIXエポック（協定世界時1970年1月1日午前0時0分0秒）から形式的な経過秒数で表した時刻表現とのこと。これならPower Automate Desktopのフロー内で変換できそうです。

フロー

1. 入力ダイアログを」表示
   変数名　%UnixTime%と設定
   

2. Set variable

   変数名を　%UnixBaseTimeJST%
   日本標準時（JST)は協定世界時（UTC) +9時間なので、UNIXエポック（協定世界時1970年1月1日午前0時0分0秒に9時間を足した値を宛先に設定します。
   %D'1970/01/01 09:00:00'%
   

3. 加算する日時
   %UnixBaseTimeJST%に%UnixTime%を秒として加算します。
   

4. メッセージを表示
   加算した日時の結果を表示して確認します。
   

PowerAutomateDesktop

Display.InputDialog Message: $'''Input UnixTime''' InputType: Display.InputType.SingleLine IsTopMost: False UserInput=> UnixTime ButtonPressed=> ButtonPressed
SET UnixBaseTimeJST TO D'1970/01/01 09:00:00'
DateTime.Add DateTime: UnixBaseTimeJST TimeToAdd: UnixTime TimeUnit: DateTime.TimeUnit.Seconds ResultedDate=> ResultedDateJST
Display.ShowMessage Message: ResultedDateJST Icon: Display.Icon.None Buttons: Display.Buttons.OK DefaultButton: Display.DefaultButton.Button1 IsTopMost: False ButtonPressed=> ButtonPressed

まとめ

これだけです💦
UNIX時間「1234567890」のような表記がでてきても大丈夫そうです。
「1234567890」がいつなのかは試してください！
2038年問題なんてあるんですねｗ