夏休み到来!
漢なら C++ で自由研究ですね!
C++ をゴリゴリ書いてもいいけど, 毎回コンパイルが大変... JSON-RPC で受け取ったメッセージのデータチェックとか, ユニットテスト用のスカッフォードコードとか, そーゆーのはスクリプトで処理とかしたいですね.
そこで, 夏休みの到来とともに, 新しいやり方にチャレンジしてみよう! 今年のおすすめは ChaiScript だよ.
Intel の作っているレイトレーシングベースの可視化フレームワーク OSPRay でつかわれていたりするよ.
https://github.com/ospray/ospray
https://github.com/ospray/ospray/tree/master/apps/common/script
ChaiScript の特徴
- ECMAScript っぽい文法
- ヘッダオンリーで使える!
- C++ との親和性高い!
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C++14 対応コンパイラ必要!(ちょっと前までは C++11 で済んだのでかなしい...
)
- 例外サポートや, STL 型対応とか.
- マルチスレッド対応
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C++14 対応コンパイラ必要!(ちょっと前までは C++11 で済んだのでかなしい...
- JSON ユーティリティあり! (
to_json
,from_json
)
残念ながらドキュメントはチートシート https://github.com/ChaiScript/ChaiScript/blob/develop/cheatsheet.md 以外は貧弱なんで, 詳細知りたかったらソースコード眺めてね!
できないこと
- math 関数とかは組み込み型としては無い. 基本的に自分でバインドを書くことで対応
まとめ
- Reference が単に Doxygen ドキュメントで内容がほとんど無いに等しくて悲しい.
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優秀な C++ 若人が, ChaiScript を極めることにより優秀な C++ スクリプティング若人へと人類史上最速で昇華し, 夏の自由研究を滞りなく 8 月 31 日に完成することができるような人材へと育成するスキームを確立する旅に出たい.