背景
CMake でライブラリが INTERFACE_INCLUDE_DIRECTORIES で /usr/include/OpenEXR/.. を設定している.
このライブラリを IMPORTED として自前アプリに組み込んでいる.
この場合, INTERFACE_INCLUDE_DIRECTORIES のパスが -I ではなく, -isystem を使う.
-isystem /usr/include/OpenEXR/.. がコンパイルのコマンドラインになる.
この設定により, include_next で stdio.h などがみつらなくてコンパイルエラーになる.
原因
-isystem on a system include directory causes errors
https://stackoverflow.com/questions/37218953/isystem-on-a-system-include-directory-causes-errors
include_next などとの絡みです.
https://qiita.com/angel_p_57/items/34c42bbb38e81178bdc1
https://www.poared.com/wordpress/?p=133
https://gcc.gnu.org/onlinedocs/gcc-3.2.3/cpp/Wrapper-Headers.html
ありがとうございます.
相対パス指定, たとえば -isystem /usr/include/OpenEXR/.. でも同じです.
結果として, -isystem /usr/include/ とすると, include_next でのヘッダのサーチパスの探索順序が変わるなどして, エラーになります.
-I/usr/include では問題ありません(-I/usr/include は include_next の探索では無視(?)されるらしいからです).
cmake での解決
imported なターゲットで INTERFACE_INCLUDE_DIRECTORIES を使っている場合, デフォルトでは SYSTEM(-isystem)になる.
-DCMAKE_NO_SYSTEM_FROM_IMPORTED:BOOL=TRUE を設定し, SYSTEM にしないようにする.
本質的な解決
/usr/include のパスを追加しない.