運用して問題ないことを確認するのに 大体 1~2 ヶ月くらいかかる感じです.
PC 環境
testnet で 最低 threadripper 8 core + 3 GHz + 64 GB で動作はします.
筆者は Ryzen 3950x や threadripper 1950x など保有していますが, メモリ 256 GB 環境でやりたかったので x299 + 10940x にしてみました. solana validator 運用あきらめることになったら Filecoin miner として流用するためです.
(x399 は 256 GB 対応マザーがあまり中古で出回っていない)
ledger 用 SSD は chia マイニングの DC class NVMe SSD を流用しました.
通常の SATA SSD でも(速度的に)問題ないとは思います.
CPU 性能は今後 TPS(transaction per second)増えるに連れて増やしていかないとかもです. GPU があれば GPU を使うのも手です. 処理ノードはクラスタ化して負荷分散させるのもできます(ただしおうちで validator 建てる場合, イントラネット早くないとだめ. おうち InfiniBand 推奨)
ネット環境
現時点(2021/09)では 100 Mb/s マンション共有回線(アップロード速度が重要)でもなんとかなります.
(TPS(transaction per second) 2,500 くらい)
solana catchup
してきちんとキャッチアップできるか確認しましょう.
VPS
VPS などを挟む場合は, VPS サービスが帯域制限などしていないか確認しましょう.
とりあえず Indigo VPS は validator 起動すると速攻でアクセス制限がかかりました(ping などの通信が外部に出ていかない)
筆者は nginx で VPS で UDP proxy 建てましたが, logrotate などしていなかったため, worker_connection 足りない関連のエラーでエラーログがべらぼーに出て数十分で VPS のディスク領域食いつぶしてしまうという問題に遭遇しました(とりあえずエラーログ出さないように suppress して解決)
稼働実績
validators.app や solanabeach で確認できます.
緑の丸が多いと振る舞いのよい validator と判定されます.
特に最初の3つが緑になるようにしましょう.
(ネット回線を強くする)
leader
leader node にならないと報酬などもらえません.
leader になれる確率はステーク量に比例します.
ネットワーク速度(トランザクション処理速度)も影響あるようです.
discord で delegation program に申し込むと 5,000 SOL くらいステークしてくれるようですが, discord は選ばれしユーザーしかログインできません.
一般の庶民や主ふの場合, testnet であればとりあえず airdrop のスクリプトで頑張れば一日 2000 SOL くらい手に入ります.
(1 回の airdrop 上限は 1 SOL, また頻繁に行うと rate limit にひっかかる)
warm up, cool down
ステークを増やしても, すぐには反映されません.
warm up といって数 epoch こなしてから反映されます.
(いきなり多量のステークを持って悪意ある操作をする validator を排除するため)
ステーク量増やしたら(or 減らしたら), 反映されるまで気長に(1 週間くらい)待ちましょう.
障害
testnet 自体がダウン(負荷テスト)というのがありました.
discord では通知されていたようなので, 選ばれし testnet validator ユーザーは知ることができましたが, public な通知は無いようでした.
public に障害情報など知らせてくれるチャネルがほしいですね.
mainnet 運用を目指して
testnet 運用して問題なければ次は mainnet 運用狙いたいですね.
mainnet になるとデータセンターで運用や帯域保証回線の利用も考えないとでしょう.
ご家庭で運用する場合は戸建てで 1 Gbps ~ 10 Gbps は必須でしょう.
mainnet 運用では delegation program でステークしてもらえるには最低 100 SOL(100 日運用できる)の搬出が必要です. 2021/09/28 時点で 160 万円くらいです!