uCRT とは?
C/C++ developer からしたら glibc 相当かしらん.
header とソースコードは実は公開されている. 実装としては Win32 API or より低レベルの Windows 関数を呼んでいる感じである. C++ で書かれている.
uCRT ランタイムは Windows 10 から標準付属となった.
古いシステムでは, vcredist あたり入れればいけるっぽい.
再配布性
Retail(Release) の DLL は再配布可能.
Debug 版は不可(もともと昔も Visual Studio の debug DLL 関連は再配布不可でした. 開発者用なので本来は再配布向けではないですが, シンボル周りとか, デバッグ DLL で変に動かないエラーが出るのを避けるために再配布不可にしているでしょうか)
Static link
static link が可能である(もしくは uCRT のソースコードを自身のプロジェクトに取り込んで static build も可能).
バイナリとしての再配布は,
の blog を見る限り OK そう. app-local deployment に該当.
(Debug 版はどうなのかな?)
ときどき api-ms-win-***.dll
を含んだアプリを見ますが, これが app-local deployment.
Wine
Wine で動かしてデバッグしたいときは, app-local depolyment or static link ですかね.