hipify-clang
は, CUDA コードを HIP に変換するユーティリティです.
hipify-perl
は ROCm の apt パッケージ(or HIP apt パッケージ?)で入りますが, C++ 構文レベルでの変換に対応してより確実に変換できる(はず)の hipify-clang
を使ってみたいですが, hipify-clang
は prebuilt バイナリがありません.
hipify-clang
のビルドには LLVM+Clang が必要になります.
によると, 2019 年 5 月 9 日時点では LLVM+Clang 8.0.0 との組み合わせが最新 stable です.
ソースからビルドするのは面倒なので, llvm+clng を apt で入れます.
にあるように key を入れて, /etc/sources.list
あたりに clang8 の deb list を追加します.
$ sudo apt update
$ sudo apt install clang-8 clang-8-dev
2019 年 5 月 9 日時点では 8.0.1 がインストールされました.
clang-8-dev
を入れないとヘッダーファイルが入らないので忘れないようにしましょう.
あとは hipify-clang のドキュメントにあるようにしてビルドします.
cd hipify-clang
mkdir build dist
cd build
cmake \
-DCMAKE_INSTALL_PREFIX=../dist \
-DCMAKE_BUILD_TYPE=Release \
..
make -j install