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この記事誰得? 私しか得しないニッチな技術で記事投稿!

古いノーパにWindows98SEをインストールしたメモ

Last updated at Posted at 2019-07-01

1.用意したハード

昔メインに使っていた、MSIのMS-1013WというノートPCのベアボーン。
ノートPCのベアボーンキットは、ポッと出てあっという間に消えてしまったような記憶。

CPUはAMDのTurion64 MT-40(2.2GHz)。
メモリはDDR400で2GB。
DVD-Multiドライブは、以前故障したので交換済み。
無線LANモジュールは、当時新しい無線規格に対応するために富士通のものに交換しました。
昔Ubuntuをインストールする際に、BuffaloのSSD(SHD-NH128PU2)に換装。
 →後にSSDが故障したので、アダプターを介してM2.SSDを搭載している。

こんな構成です。
CPUはノーマル状態だと完全に放熱が間に合わないので、キーボードを撤去してヒートパイプに追加のヒートシンクを貼り付けています。
KIMG2569.JPG
これでも、ベンチマークを回して放置すると放熱が間に合わずにハングアップしてしまう。

2.2GBのメモリを1GBにする

Windows98は、1GBを超えて実装していると認識せずエラーとなってしまうので、DIMMを1枚抜いておく。
※性能的には1GBで十分すぎるので、無理に2GBにする必要はないと思う。自己満足。

3.Windows98SEをインストール

普通にインストールする。
可能な限り最後までCDは入れておく。
プロダクトキーを紛失した場合の回避法もあるが、非公式なので割愛。

4.2GB認識できるようにする

1.「HimemX.exe」をググって入手

DOSプロンプトで以下の操作を行う。

ren HimemX.exe himem.exe
copy himem.exe c:\windows\himem.exe

2.「XMSDSK.EXE」をググって入手

C:\XMSDSKに展開

3.「w98iopat.exe」をググって入手

Windows98SEを起動する。
DOS窓で、以下の操作を行う。

c:\w98iopat.exe ※io.sysで1GB以上認識させるためのパッチ当て

syseditを起動し、以下のように変更を加える。

config.sys
DEVICE=C:\WINDOWS\HIMEM.SYS /V

DEVICE=C:\WINDOWS\HIMEM.EXE /MAX=2030592 /NUMHANDLES=64 /METHOD:FAST /VERBOSE
※/MAX=の数値は、2GBからビデオメモリに割り当てる64MBとDOS領域で使う1MBを引いた数値:2048MB(2GB)-65MB(64MB+1MB)×1024

更にsysedit

Systen.ini
[vcache]
MaxFileCache=261120
MinFileCache=32768
ChunkSize=4096
NameCache=4096
DirectoryCache=96
[386Enh]
MaxPhysPage=40000 ※Windowsに認識させるメモリの最大容量を指示(この場合1GB。計算方法は忘れた
PagingDrive=Z: ※仮想ディスクをRAMディスクのZドライブに強制割当

更に更にsysedit

autoexec.bat
C:\DOS\XMSDSK.EXE 850000 Z: /t /y
※仮想ディスクを割り当てる。数値は適当なので、メモリに余りが出る。余っても用途がないので、少し気持ち悪いけれども無問題(笑)

5.メモリを2GBに戻して再起動

※以下の各ソフトは、それぞれググって入手する
・explz606.exeをインストール
・PN_3_0_5.EXEをインストールする
 →電源のプロパティで省電力の設定を全てOFFにする
・6-2_wme_dd_cp_30314.exe実行
・tv-capture-wdm-6-14-10-6240.exe実行
 →デバイスマネージャーでディスプレイアダプタのドライバを手動で選択「200 Series...」

・regeditで画面解像度を1280x800(MS-1013の最大解像度)に設定する
 1.「1280,768」を検索
 2.解像度の値がぶら下がっている箇所に「1280,800」を追加、値を編集して空欄で確定
 3.画面解像度を1280x800に設定する

・DirectX9cインストール
・realtek.zipを展開、setup.exeを実行してサウンドドライバインストール
・realtek8139.zipを展開、setupフォルダ内のsetup.exeを実行する
 →デバイスマネージャーで「?」になっているイーサネットコントローラのドライバを選択「realtek 8139...」2つ検出されているが片方のみ本物、2つともインストールした場合、片方を使用不可に設定する
・s270_cs_6.14.10.6512_xp32.zip内のVGA\SBDrv\SMBUS内のsetup.exeを実行
 →デバイスマネージャーで「?」になっているシステムバス(SMBus)のドライバを置き換える

ここまでの作業で、必要な機能は全て動作するようになる。
ただ、無線LANのドライバは見つけられなかった。

・IE60SP1JA_KAI.ZIPでIE6をインストールする
・Instmsia.exeでMSIをインストールする
・jw98seaup.exeでOSをアップグレード
 →Windows98を最終版にする。必要がなければインストールする必要はない。

他に、仮想CDのソフトにVirtualCloneDriveを入れたり。

6.終了

実際に使用すると、インターネットは接続できるが、ウィルス対策がザルな上にWindows98SE対応の満足なブラウザが存在しないので、実用性はかなり低い。
CPUやビデオ性能が、当時のWindows98SEの段階では想定していない勢いなので、古いゲームやアプリで遊ぶには最高。
当時の重量級アプリやゲームが、アホみたいにサクサク動作する。
USBメモリは、とりあえず手元にある8GBのものは問題なく使用できた。
使う予定がないモデムドライバは、あえてインストールしていない。
セーフモードを使用する際はメモリを1GBにして再起動しないと、OSが起動できない。
36372413_972736512908500_5629547513292783616_o.jpg

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