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\(^o^)/オワタ 1文字のタイプミスでLinuxをブッ壊した話

Last updated at Posted at 2025-06-06

初めに

これはうp主がLinuc101試験に向けた授業を受けているときのお話である。

危険なLinuxコマンドが出てきます。
実際の環境では絶対に実行しないでください。

この記事で紹介されているコマンド実行したことによる責任は”一切”取れませんのでご注意ください。

うp主の環境

Windows11の上に乗っかったバーチャルボックスの仮想環境の中の学習用AlmaLinuxでのお話。

環境詳細
学習用AlmaLinux
VitualBox
Windows11

Linuxに住まう住人たち

ユーザー 役割
root このLinuxの管理者
testuser Linuxの一般ユーザー

悲劇への第一歩

それはうp主がLinuxのファイル所有者とパーミッションを勉強しているときである。

その中の所有者を変更する[chown]コマンドで悲劇が起きた。
うp主は教科書コマンドの実行例の中にあるこのコマンドを実行しようとした。

linux
chown -R testuser .

chownコマンドはこのファイルの所有者を変更するというコマンド。
-Rは再帰的という意味でディレクトリの中身全部に対して操作を行うという意味(ディレクトリの中のディレクトリも対象)。
再帰的の時点で危ない臭いがプンプンする。
実行対象の[.]は今いるディレクトリを指す。
このコマンドの場合、今いるディレクトリの中身をすべての所有者をtestuserにするという意味になる。

悲劇の始まり

ここでうp主がこのコマンドを打ってしまった
キーボードで[.]の隣の[/]を押してしまったにもかからず、Enterを押してしまった。

linux
chown -R testuser /

Enterを押した瞬間大量の警告メッセージが高速で画面に表示される。
一瞬なにが起きたのかうp主は理解できなかった。
でも、すぐにこのメッセージがプロセスが使用中、または、権限が無いため拒否されたということに気づいた。
気づいた時にはもう遅かった。もうこのコマンドの魔の手がルートディレクトリ配下のファイルたちに伸びていたのだ。
うp主は焦っていたため、ctrl+Cを押すことを忘れ、コマンドの実行が正常に終了してしまった。
拒否されたファイル以外のすべての所有者がtestuserになってしまった。

終わった。

と思っていたが、Linuxは正常に動いている。
慌てて所有者をrootに戻すコマンドを打った。

linux
chown -R root /

また大量の警告メッセージが出たが、不思議と安心感があった。
これで大丈夫だったんだと思いながら授業を進める。
その後のコマンド操作も問題なくできた。
「本当にこれで大丈夫なんだろうか。」
うp主は心配で頭がいっぱいだった。

授業の終わり

授業が終わり、このやらかしたことを先生に話した。
先生は「ほとんどのファイルの所有者はrootだけど一部ルート以外が所有者になっていることもある。」と言っていた。

ということは、この膨大なファイルを一つ一つ適切な所有者にしなければならないということだ。
「いや、大丈夫だろう。まだ元気に動いているし。」
心の中で現実逃避しながら自分の席に戻る。
そして、AlmaLinuxの電源をコマンドで切る。
これが最後のコマンドだとは知らずに。

linux
shutdown -h now

絶望の始まり

翌日授業が始まる前にVirtual BoxマネージャーでAlmaLinuxを起動する。
が、いくら待っても黒い画面から変わらない。
1分待っても10分待ってもかわらない。
再起動しても変わらない。
昨日まで元気だったのに...俺のコマンド一つでこんなことに...
昨日のあのコマンドで一つ隣のキーを押していれば
GRUBすら起動しないのでレスキューモードもできない。
もう助けられないと悟ったうp主はVirtual BoxからひっそりとAlmaLinuxを除去したのだった。

絶望のその後

Windowsのダウンロードファイルをあさっているとova形式のファイルが残っていた。
過去の俺ナイス!と思いながらVirtual BoxにインポートしてLinuxは復活した。
「二度とこんな目に合わせたくない」と心に誓い、Linuxを起動する。
初期セットアップが面倒だったが、これでやっと環境が復活した。

やらかした原因

Linux学習するときは必ずと言っていいほど管理者権限でコマンドを実行します。このやらかしたコマンドを打ってしまった時も管理者権限。

うp主は何も考えずに高速でタイピングしていたので、打ち間違いが発生。

このやらかしから学んだこと

Linuxを学習している今のうちから管理者権限の危険性を意識しながらコマンドを打っていこうと思いました。

実はうp主がLinux壊したのはこれが3回目

暗い雰囲気を吹っ飛ばして申し訳ありませんが、
実はうp主Linuxを3回壊してますww

1回目は大量のアップデートをダウンロードした後のインストール作業中にPCの電池切れで強制終了して、そのまま起動しなくなりました。

2回目が今回の記事の内容

3回目は今回の記事の事件が起こった後、入れなおした新品のLinuxで前回書いた記事のネタのために[rm -rf /]コマンドを実行して壊しています。
「二度とこんな目に合わせたくない」と心に誓い、Linuxを起動する。というシーンで出てきたLinuxで[rm -rf /]を実行しました。(感動を返せ!!)

前回の記事↓

終わりに

ここまで読んでいただきありがとうございました!
ちょっと小説風に書いたので数年後に黒歴史になっているかもw
皆さんはうp主みたいにやらかさないように注意してくださいね。

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