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昨年(2020年2月)作ったVRoidをバージョンアップしたVRoid Studio(v0.13.1)で開くときの注意と、何が変わったのかを確認してみた

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VRoidStudioでモデルを作って眺めるネタを延々暖めていたら、VRoidStudioのアップデートに乗り遅れまくっていたので、バージョンアップして変化を確認してみようのコーナーです。

状態確認

まずは手元のvroidがいつ作られたのかを確認してみましょう。
vroidファイルは通常

C:\Users\[ログインユーザー名]\Documents\vroid\avatars\[モデル名].vroid

という感じに生成されています。
私の場合確認したところ、2020/02/11に更新されたようでした。
インストール済みのVRoidStudioを確認したところ、その日付の前にインストールされていたのは

VRoidStudio-v0.8.2-win

でした。
※私の場合はインストーラ版ではなく、zip圧縮版なのでインストーラ版だとフォルダ名が異なるかもしれないです。

リリースノートの確認

現在最新のVRoidStudioは VRoid Studio ベータ版 v0.13.1 とのこと。
リリースノートを見ると2021年2月16日に更新されたようです。

0.8.2から0.13.1のリリースノートで気になる機能追加について確認してみると

[ v0.9.2 ]体、衣装の揺れを調整する機能を追加(2020年5月14日)

揺れもの設定(VRM Spring Bone)は髪の揺れしか今まで変更できていなかったように記憶していますが、このとき体と衣装についても変更できるようになったようですね。体はおそらく女性モデルの胸部分、衣装はTシャツのそでとすそ、スカート等と予測。

[ v0.9.3 ]エクスポート時の透明ポリゴン削除機能、髪の断面形状の一括変更機能を追加(2020年5月21日)

こちらは体のテクスチャの色が残っていると、ポーズを変えた際に服を体が突き抜けてしまう点について透明テクスチャに変更して解決するのは良いけど、せっかくなら不要なポリゴンを削ってモデルの軽量化を図りたいよね。などの要望に応える機能ですね。

[ v0.10.0 ]ポーズ作成機能のリニューアル、耳の先端を伸ばすパラメータを追加など(2020年7月1日)

耳の先端が伸ばせる…。つまりエルフ耳の再現が可能に…。

[ v0.12.0]表情編集機能の追加、ダークネス渋のモデルのリニューアルなど(2020年12月17日)

表情編集機能の追加がここで行われていたんですね。以前から、VRoidのデフォルトの表情は全開すぎて怖いって話があったり、Unityで読み込んで編集するといいよーという話があったりした部分です。これがVRoidStudio内で解決できるのはとても便利そうです。

[v0.13.0]3Dプリント向け出力機能追加、英語版表記の見直しなど(2021年2月16日)

3Dプリント向け出力機能…これは実装が大変そうな分野ですね(3Dプリンター知識をかじったことがある人の感想…普通のプログラマーが3Dプリンタを業務で使うことになった話(隙あらば宣伝))…。相当要望が多かったんだろうなあと思います。

バージョンアップの前にやること

いざバージョンアップ!!を行う前にvroidファイルのバックアップを取るのをお忘れなく。バージョンが異なるもので開くと、ファイルが壊れる可能性があるためです。

場所を再掲しましょう。

C:\Users\[ログインユーザー名]\Documents\vroid\avatars\[モデル名].vroid

vroidファイルを別のフォルダーへコピーしておけば安全です。念のため編集できていたVRoidStudioのバージョンもメモしておくと、後から編集し直したいときに便利だと思います。

 新しいVRoidStudioで開いてみる

開いてみました。久しぶりしんしん…。
image.png
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ぱっと見た感じ問題なさそうです。

指を細く&太くなんてパラメータありましたっけ?
image.png

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細くした方が女子力高そう。

リリースノートに特筆されてるもの以外も色々変わってそうですね。

体、衣装の揺れを調整する機能

共通設定 > 揺れもの
の位置にあります。
image.png
0にしたものをVRMでエクスポートしてUnityで読み込んで確認したところ、VRM Spring Bone設定自体が消える感じでした。動作を軽くするのに役立ちますね。

100でエクスポートしたVRMのsecondaryの一つ目
image.png
胸の揺れもの設定です。

0でエクスポートしたVRMのsecondaryの一つ目
image.png
髪の揺れもの設定です。髪以外は削除されていました。
女性モデルをベースに男の子モデルを作るときとかも、胸の揺れもの設定を削除できるのは便利そうですね。

エクスポート時の透明ポリゴン削除機能

撮影・エクスポート > エクスポート
の位置にあります。
image.png
エクスポート情報のポリゴン数がしっかり反映されていて、どのくらい削減されるかわかりますね。これは便利。

表情編集機能の追加

顔編集 > 表情
の位置にあります。
image.png
これはみんなが欲しかった機能ですね。そしてないものねだりをしてしまうと、ブレンドシェイプの追加もやりたくなりますね…。

3Dプリント向け出力機能

撮影・エクスポート > 3Dプリント
の位置にあります。
image.png
3Dプリントのファイル拡張子はfvp。独自ファイルフォーマットっぽいですね。
image.png

おわり

以上、VRoidStudioをバージョンアップして変化を確認してみようのコーナーでした。
VRMファイル形式のデファクトスタンダード的存在のVRoidStudioは、開発者視点からも注目の存在かなと思っています。これからもバージョンアップについていけるようにしたいですね…。

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