動機
GPUの性能をフルに活かしたいと思っていました。マイクロソフトも頑張っていてWSLはなかなか快適なのですが、一つ難点があります。GPUが扱えないことです。ElixirからGPUを活用するにはエミュレーターではなく、直にLinuxを扱う必要があります。覚悟を決めてインストールをしました。思い起こせば最初にLinuxにトライしたのは20世紀のころでした。当時はインターネットもまだまだ未発達であり、書籍と付録のCDを頼りに四苦八苦しつつインストールをした覚えがあります。
Linux MintはWindows10のよう
20世紀のころのLinux体験からすると今のLinux環境はまるで夢のようです。あれほど苦労したインストールもあっけなく終わりました。私の場合、インターネットはセキュリティーの関係上、かなり複雑なことになっています。有線LANでの固定IPの設定はUbuntuではどもうまくいきません。そこで最近人気のMintに切り替えました。こちらはとりあえずインストールをしてから固定IPの設定ができるのでなんとかネットに接続することができました。
Mintはとても軽快です。デスクトップはなんだかWindows10のようです。Windows感覚で扱えます。Ubuntuに次いでユーザーが多いそうですし、日本語による公式ページもあり安心です。Ubuntuがベースになっているそうで、Ubuntu用のものがそのまま使えるみたいです。さて、Elixirはどうかな?
Elixirのインストール
まったく何も悩むところはありませんでした。Elixirの公式ページにあることをそのままやるだけです。
https://elixir-lang.org/install.html
Ubuntuでのインストール方法をそのまま実行するだけです。
以下、公式ページより引用
Ubuntu 14.04/16.04/17.04/18.04/19.04 or Debian 7/8/9/10
Add Erlang Solutions repo: wget https://packages.erlang-solutions.com/erlang-solutions_2.0_all.deb && sudo dpkg -i erlang-solutions_2.0_all.deb
Run: sudo apt-get update
Install the Erlang/OTP platform and all of its applications: sudo apt-get install esl-erlang
Install Elixir: sudo apt-get install elixir
引用終わり。
GPUの活用に向かって
これでGPU活用、CUDAを利用する準備が整いました。ElixirからNifs経由でcuBLASやcuFFTを呼び出すことにチャレンジです。